冬のモントリオール＆ケベック（４日目）

2013年1月30日（水）Québec

朝食用のパンを買いに行こうとドアを開けたら、扉の外側の階段から歩道にかけてが凍結している。昨夜雨か雪が降り朝になって冷え込んで凍った模様。lulun の顔も一瞬凍る。手すりにつかまりながらなんとか脱出成功。

人通りの多い一部の通りを除き歩道は氷に覆われていてとても歩けない。坂が多いので滑り台状態だ。人も車道を通行。車もその辺の事情を理解していて人の横を徐行して通り過ぎていく。

St-Roch
ドアが開かない？

パン屋さんLe Paingrüelで朝食を仕入れてなんとか帰ってくるも、部屋に入る寸前の分厚く凍結しているところであわや転びそうになる。これではあまりにも危険過ぎると、お湯をかけて氷を溶かして塩をまいておいた。我々が外出する時分になって大家さんがやってきて塩をまいてくれたけれど、遅いよ。塩は昨夜のうちに撒いておいて欲しかった。

St-Roch
なにげにおしゃれな車庫の扉

完全に凍結している歩道見るたびに「林檎飴」と連呼しながら、とにかく、滑らないように気をつけて St-Roch 方面の街歩き。散歩を続けるうちに、どの程度なら歩いて大丈夫かやばいかが判断できるようになってくる。

St-Roch
真ん中の赤い細い部分がどうなっているのか気になる

朝食を食べ過ぎて、なかなかお腹が空かない。今日はケベックの食事の大本命 Café du Clocher Penché でランチなのに困った。

St-Roch
紫と紺と白 St-Roch
カラフル

店に行って食べ始めたら美味しいので問題なく食べれてしまった。至福のランチだ。さすがにデザートにまで手を出す余裕はなかった。

本屋の村上春樹
村上春樹がウィンドウに

午後は市場 Le Marché du Vieux-Port 方向に向かって歩き出す。月曜日よりは活気が出ているかと期待していったけど、ほとんど変わりない。これでは、お店の人もやる気にならないだろうな。

市場
Marché du Vieux-Port

一番買いたかった Praline et ChocolatPraline et Chocolat のクロワッサンを明日の朝食用にゲット。夏に食べて美味しかったパテなどに後ろ髪を引かれながらも夕食用にはキノコのキッシュだけに留める。明日はモントリオールに移動で買っても食べている余裕はないのだ。

開いてない石鹸屋
石鹸屋（新店舗の方）

街歩きをしながら宿の方に向かう。お気に入りの石鹸屋 Candeur Savonnerie Artisanalは元々の店には「新店舗で営業」、そちらに行くと「古いほうで営業」と書かれていて、チェックするたびに「嘘つき！」とぼやいていた。最後に駄目もとでもう一度新店舗に行き「やっぱり閉まっている」と諦めたが、その後偶然通った旧店舗がまさかの営業中。やった！

フーガス、キノコのキッシュ、サラダの夕食
夕食

今日は一日足元を気にしながら歩いたので、通常よりも疲れたようだ。外食続きもキツいので今夜はお部屋で簡単夕食。

PaingruëlのFougasse
フーガス

Le Paingrüelのフーガスは中にゴロゴロと入っている黒オリーブの塩気が強いものの、スーパーでお試しで買った Le Saint-Raymondというチーズ(風味がなく、これだけ食べたら物足りなくて失敗したと思った)と合わせるとバランスの良い組み合わせになってワインが進んだ。

Le Saint-Raymondというチーズ
Le Saint-Raymond

ワインはあまり売っていないケベックの赤。Vignoble Rivière de Chêne William Vin Rouge 2009 というのを買ってみた。NY と同様東海岸はワイン（特に赤）はどうもイマイチのようだ。だからこそ、舌のこえた人たちに地元のワインは売れないので、ワイン屋でほとんど見かけないのかなと勝手に納得。

Vignoble Rivière de Chêne William Vin Rouge 2009
Vignoble Rivière de Chêne William Vin Rouge 2009