評価：4/5点
クスコでの宿は「石の家」という意味の Rumi Wasi。インカのテラスハウスがあったところを 16-17世紀にスペイン人が住居に作り変えた建物で、8年ほど前までは住宅だった建物だとか。
道路が最上階部分に面していて、門を入った途端に中庭を囲んだ石造りの建物の中にいるという面白い作りになっている。石造りの落ち着いた感じが気に入った。
こんな作りのため従業員は大変で、門のベルがなる度に下から走って上がらなければらならい。我々が到着してベルを押した時も、しばらくしてバタバタいう足音とともにお兄さんが迎え入れてくれた。
kame が奮発して予約してくれたという部屋は石の壁が素敵。部屋面積は狭いものの天井が高いので圧迫感は全くなく落ち着く。そして、インカ的な壁のくぼみに置かれたインテリアが洒落ている。
前日が安宿だっただけに、なおさら感激度アップ。停電もしていないし、通信速度が速くなりネットストレスからも開放され嬉しい。舞い上がっている lulun に「こんな部屋はそうそう泊まらないからね」と、抜かりなくさらっと戒める kame であった。
三階の道路沿いの部分がテラスになっており、クスコの街を見渡すことができる。滞在中は度々ここの椅子で景色を眺めながらくつろいでいた。このテラスは北東方向が道路で夜空を眺めることができないのが難点。ところが最上階の部屋は、部屋の中にプライベートテラスに出ることができる階段があり、360度景色を見晴らせるのだ。知っていたら、こっちの部屋にするんだった。
朝食は、部屋、一階の食堂、三階のテラスのいずれから選ぶようになっている。早朝は5度にもならないぐらい冷え込むので屋外のテラスは諦めて、毎回部屋に運んでもらって頂いた。前日に食事リストにチェックを入れて事前オーダーをしておく仕組みになっている。卵やソーセージなどの選択肢もあったが、いつもこのパターンで。
砂漠的な土地柄で、一日の寒暖の差が激しい。夕方窓を開けたままにしておいて、一旦部屋が冷えてしまうと、石の壁が温まってくれない。オイルヒーターはあるものの、さすがにパワーが足りない。
そんな宿での嬉しいサービスが湯たんぽ。夜、外出から帰ってくると、お布団の中に温かい湯たんぽが入っているのだ。それが、毛糸の湯たんぽカバーに入っていてとっても可愛い。
