2013年10月12日(土) New York から Seattle へ
kame の職場は、10月15日火曜日がイードでお休み。その飛び石連休を利用して3泊4日でシアトル初訪問をしてみることにした。フライト予約を入れようとしたら12日土曜日 NY発の便がとても混んでいる。ホテルも混んでいる。15日にNYに戻ってくる便は空いている。不思議に思っていたところ、14日月曜日は Columbus Day という米国の祝日で世間は三連休だということが後々になたって発覚。世の中は通常通りなのに自分は飛び石連休だと喜んでいた kame は少しがっかり。
利用するのは JFK発 7:35、Seattle着 10:39 という Delta便。時差が3時間あり、実際の飛行時間は6時間。アメリカ大陸は広い。国内線という部分を考慮しても朝早い。荷物はすべて機内持ち込みにして空港での時間を節約する作戦に出たが、6時半頃に空港に到着した時点でセキュリティには長蛇の列。道は空いていたけれど、空港は混雑しているのか。ラウンジで水分摂取やリンゴなど朝食になりそうなもののをゲットという目論見は粉砕されてしまった。ほとんどどん詰まりにあるゲートまで延々と歩いてたどり着いた時には、搭乗の列がほとんどなくなりそうなタイミングだった。
連休のためかフライトは満席で荷物がキャビネットに収まりきらない状態。機内ではソフトドリンクにスナック（クッキーやピーナッツ、プレッツェル）程度は出してくれる。しかし、ラウンジに寄る時間がなく飢えていたので、飛び立ったらまず持参のおにぎりを一つ。胃を刺激された lulun はさらにおやつもポリポリ。
到着の2時間ほど前に第一昼食と言うか第二朝食（シアトルは朝8時だし）。昨夜の夕食の残り（セサミ風味コールスロー、鶏のマスタード煮、オクラの胡麻味噌和え）にプチトマトと玉子焼きを詰めたおかずとおにぎり。通路を挟んで隣どうしの席を確保できたので一緒に食べることができてよかった、よかった。
6時間という長いフライト時間を有効に使おうと、見ていないままでディスクに眠っていた映画を iPad に仕込んできた。便利な時代だなと思うのと同時に、時間を有効に活用しようという kame の意気込みを見習わねばとも。そんな lulun はガイドブックを読んで直前予習。旅行前にしっかり予習する習慣がなかなか身につかない（反省）。
予定より早く10時にはシアトルの空港に到着。雨雲が通り過ぎた後でまだどんよりとしている。気温は11度と寒い。空港内を歩いていると目に飛び込んでくるのは「荷物受取所」など日本語の表示。そして、空港内を走るシャトルトレインの車内放送も英語と日本語。シアトルの第一外国語は日本語なのか？日本人人口がそんなに多いのか？かなりな驚きだった。
空港から市街までは Light Link Rail という路面電車がある。2009年12月に運行を開始した新しいもので、駅は空港駐車場の先と少しばかり遠いものの、渋滞知らずで安くて速い。
この Light Link Rail は、市街地では地下を走るのだが、なんと、その同じ地下道をバスが走っているではないか。線路の上をバスが走る!?と、最初は目を疑った。しかし、ライトリンクレールはは路面電車。元々トンネルバスが走っていたところに、線路を敷いて路面電車のほうが後からお邪魔させてもらっているというのが現実のようだ。
今回の宿はシアトル・センターの近くにあるので、 Light Link Rail からモノレールに乗継。モノレール駅への表示がわかりにくすぎ。モノレールは、エクスポ会場であるシアトル・センターへの足として 1962年3月に開業した50年選手。高度成長期の空気満載だ。
最初の一往復はモノレールを利用したが、その後移動にはバスのほうが便利だと気がついた。街中のモノレールの線は、今では街の景色に同化しているけれど、できた当時はかなり違和感があったに違いない。
宿泊は Mediterranean Inn。ダウンタウンの手頃な宿がいっぱいだったので、少々離れたこの宿になった。ダウンタウンへの足の便は悪くないし、地元の人が食事をするところが充実しており、結果的には良かった。朝食はつかないものの、同じ建物の一回にStarbucksが入っている。
ビジネスセンターでのネットは使い放題なものの、部屋でのネットが有料というのがマイナスポイント。iPad や iPhone のSIM がそのまま使うことのできる国内旅行組はなんとかなるものの海外からの旅行者には厳しい。旅先でたまにあることだが、Eye-Fi 経由の画像のアップロードができなかったため Mac を持ってきたのに、旅行中に写真の整理ができなかった。今後アメリカ国内を旅行するときは Clear のモデムを持参して（サービス圏内への旅であれば）、確実に通信環境を確保するようにすべきかもと考えたのであった。
部屋は簡単なキッチンが付いていゆったりとくつろぐことができる。そして、屋上からの眺めはすばらいい。
まずは、モノレール駅に直結したシアトル・センターのフードコートにある Skillet Counter で腹ごしらえ。食べ終わった後は自分たちで片付けるのだが、ゴミの仕分け方法がニューヨークと違い勝手がわからず戸惑う。ほとんど仕分けをしないニューヨークは文明的に遅れている（もっとも、日本の田舎で異常なほどの仕分けをして見張り合いをするるもどうかと思うが）。
シアトルに到着してまず気がついたのは、紅葉がきれいな時期にあたったということ。そして、ニューヨークよりも空間があり、木が大きく育っている。開放的な街だ。そして、地理的に近いせいもあるのだろうが、バンクーバーにそっくりな街だというのが印象だ。
シアトル散策で最初に向かったのは、Pike Place Market。本当に市場好きだよなと自分でも思う。買い物ができたらそれは楽しいかもしれないが、できなくても、市場って、その街のことをたくさん語ってくれるところだ。
魚介類の新鮮さが見事で、シアトルの住人になりたい気分に。燻製にした鮭もあったけど、鮭とばまで売っている。すばらしい。
この市場は占有面積も広い上に、階層になっている。くまなく歩いて回るのは無理だ。食材が売られているところを中心に見て回る。
巨大ニンニク発見。iPhone がおもちゃに見える。初めて見て驚いたのだが、なんでも無臭ニンニクの正体がこれで、ニンニクとは別物でリークの仲間の鱗茎だそうだ。wikiにはジャンボニンニクとして出ていた。
花屋さんの店舗数が多いなと思っていたら、街中で花束を持って歩いている人も多い。シアトルの人はお花好きなのかもしれない。
マーケットのまわりもうろうろ。ところどころにおしゃれな部分が見受けられる。若者の活気とうまくいっている企業のパワーなのだろうか。
なかなか気の利いた売り方ではないか。
トマトはこんなところでも実をつけることができるのか。
マーケットのそばにStarbucksの一号店というのがあるのだが、すごい行列。みなさん観光客？地元の人はすぐ側の空いているスタバに行くのだろう。これはすでに、観光名所だ。
一旦宿に戻って一休みして、Red Papaya で夕食。その後、近くのスーパー Metropolitan に水を買いに行く。センスの良いお店で、ビールの種類多し、ワインも kame が気になっているものがたくさん置いてあるらしい。宿の近くにこんな店があるとは嬉しい。
シアトル時間では今朝は3時前に起きたことになる。長い一日だった。