Seattle: Taylor Shellfish Farms

評価:4/5点

シアトルに行ったら当然シーフード、とYelpを漁ったlulunとkameがいずれもピックアップしたのがこのTaylor Shellfish Farms。郊外で貝の養殖をしている会社が店を出しているようだから鮮度は期待できる。

日, 2013-10-13 18:22 - Taylor Shellfish FarmsTaylor Shellfish Farms

小さな店だし中央に生簀がどーんとあるので席数は少ない。週末の夕方だからかけっこう混んでいるが、幸い少し待ったら座ることができた。店員は明るくきちんとしていて印象は良い。

日, 2013-10-13 18:31 - Taylor Shellfish Farms店内中央の生簀

中央の生簀以外にも壁際にカニの水槽などもあって、魚屋がついでに簡単な料理を出しているという雰囲気を狙っている。つまり讃岐のうどん屋だ。凝った料理は出せないけど素材の良さで勝負するというのは好みだ。

日, 2013-10-13 18:37 - Taylor Shellfish Farms店内

ワインリストは白のみ(そりゃそうだ)。どうせなら地元のワインを、と思ったが近いところでオレゴンとカリフォルニアしかない。オレゴンのピノ・グリとナパのTrefethen Dry Rieslingを選んだが、ピノ・グリが切れていたのでやむなくオーストリアのGrüner Veltlinerを注文。

日, 2013-10-13 18:41 - Taylor Shellfish FarmsTrefethen Dry Riesling、Grüner Veltliner

いずれもなかなか良い。ドライリースリングは良いのに当たった試しがないがこのTrefethenは良い、と思ったらリースリングで初めて「生牡蠣用ワイン」賞(そんなものがあるらしい)を取ったそうな。Grünerの方もわずかに甘みがあってフルーティーだけどキリリとしてうまい。

日, 2013-10-13 18:56 - Taylor Shellfish FarmsTaylor Shellfish Farms

牡蠣はお任せで一ダースを注文。4種類3個ずつがテーブルに載った。Kumamoto以外は東海岸ではお目にかからない品種だ。

  • Shikoku: 甘みがって鮮度が良い香り
  • Virginica: プリプリでクリーミー
  • Kushi: さっぱり、何かの風味がするが思いつかない
  • Kumamoto: クリーミーかつさっぱり

水がきれいなのか当たり前だが鮮度がいいので香りが良い。ここまで生きのいい牡蠣はなかなか食べられない。幸せだ。

日, 2013-10-13 19:04 - Taylor Shellfish FarmsDungeness Crab (half)

続いてカニ。さっき大きな鍋でカニを茹でているのが見えたがこいつに違いない。この量を見たらハーフじゃなくてフルでも良かったかな、とちょっと後悔。ダンジネスクラブはブルークラブと比べると味が落ちると思っていたが、これはうまい。やっぱり産地で食べるからか。面白いことに胴体より脚のほうが味がよく、爪は今ひとつ。

締めにはスープ。店内の様子を見ていると、スープはカウンターで容器をもらって自分で注ぐらしい。真似してミル貝チャウダーと牡蠣シチューをゲット。

日, 2013-10-13 19:23 - Taylor Shellfish Farmsミル貝チャウダー(左)、牡蠣シチュー(右)

カウンターに並べて煮ているのは見えていたが、売れ行きが良すぎてセロリがまだ固い。具も期待したほどは入っていない。牡蠣シチューがピクルス風味なのはちょっと新鮮。ミル貝チャウダーはトマト味でやや甘みがある。これはLobster Placeの圧勝だ。

お値段は少々張るし、郊外に行けばこういうシーフード屋はいくらでもあるのかもしれない。この店でなくても、シアトルに行ったら一度は新鮮なシーフードを食べるべし。


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