評価:5/5点
早いもので甥が来てから一週間が経った。残りの日数で何を食べさせようか、とlulunと相談してまず浮上したのが「本物のステーキ」。となれば行き先はひとつ、DeStefano'sだ。
どうせ混んではいないだろう、と日曜日の晩7時に予約なしで現れたらやっぱり席はあったものの、いつもと比べるとけっこう客が入っているのが嬉しい。例のウエイターに"Welcome back"と迎えられる。最後に行ったのは一年近く前なのに、おぬしできるな。
もちろんメニューは予習済みだったが、リブアイとNYストリップ以外は決まっていなかった。食べきれないので8ozの小さいフィレ・ミニョンにするか、と思ったけどセットにしてしまった方がわずかに安いことに気がついた。しかも前菜と付け合せ、コーヒーが付属する。
方針が固まったので甥に注文方法を教えてオーダーをしたのはいいが、一つ間違えたのはフィレ・ミニョンはミディアム・レアで頼むべきだった。次回は忘れないようにしよう。今回のワインはAlamos Malbec。
あとで思い出したのだが、いつもはイチジクとベーコンの付け出しが来るのになぜか今回はなし。コストダウンのためだろうか。これはとても残念。
本日のスープはコーンチャウダー。昼にLobster Jointでクラムチャウダーを飲んでいたのでやや重なるがまあよろしい。さすがにアメリカのコーン、甘みがあってよく出来ている。特に甥が喜んでいる。
フィレ・ミニョンはハーフサイズだが厚みがすごい。表面はカリッと香ばしく、でも中はピンクで柔らかい。これはプロの腕だな。シャロットたっぷりのソースが付属するがこれは蛇足。付け合せのマッシュポテトとニンジンもなかなかよろしい。
NYストリップは16ozとフィレ・ミニョンの倍のサイズ。Tボーンの反対側の部位だがこちらは脂が多く香ばしい。これももちろんうまい。
今気がついたが、ポーターハウスを頼んでしまうとフィレ・ミニョンとNYストリップが同じ焼き加減になってしまうので、こうして別々に注文するのが良いのではないか。
肉だらけになってしまうので、付け合せにはホウレン草とニンニク、それにブロッコリー菜とグリーンピースのソテー。
そしてもちろんリブアイ。甥の「漫画みたい」という反応には思わず納得。NYストリップよりもさらに脂の味で香ばしさと深みが増している。やっぱりステーキの王者だ。
三人でなんとか完食。デザートも外せないので今まで食べて美味しかったティラミスケーキとリモンチェッロケーキを注文。さらにエスプレッソを二人分。
相変わらずうまい。ギリギリでアメリカ的すぎず、でもアメリカらしい素朴な味わい。
よく食べて満足。今日もパーフェクトに近いDeStefano'sであった。