2015年12月10日(木)
昨夜、ちょっと怖くなるぐらい風が強かった。家の中の風通しを少し悪くして寝るという贅沢なことを。
今日は波が穏やかでシュノーケルを楽しめそうな西側のビーチのひとつ Dover Beach に行く予定だ。
明け方はかなりの雨が降ったが、少し明るくなってきたので用意をして出かけた。ビーチタオルにシュノーケルセットなど荷物が多い。バス停でバスを待っていると再び雨が。バスに乗っている間も強く降ったりした。今日は猫の目のように変わる天気なのかもしれない。次のバス停で降りようかという時に、バスが思いもしない方に曲がって行ったので慌てて停車ボタンを押す。ブリッジタウン行きのバスでも経由地が違う経路があるのか。ボタンを押すとバス停でもないところですぐに止まってくれて事なきを得た。
てくてく歩いてリゾートホテルがずらっと並ぶエリアを抜け、ビーチに出る。パラソルとデッキチェアを借りてくつろぐ。しばらくすると雨が降り出す。午前中はかなり降られたものの、それでもくつろぐことのできる空気が充満しているなんて不思議。気候のせいなのだろう。
初シュノーケリングをしようと海に出たが kame がすぐに帰ると言い出す。新しいシュノーケルの様子が悪く息ができないらしい。どうやら海水が入ってこないようになっている仕組みが仇になったようだ。
お昼を回っていたので、ビーチの周りにある屋台でランチを調達。フィッシュフライサンドとポテト、ビール。蒸し芋とソルトフィッシュのカレー和え。'If you don't eat here, we both starve.' と書かれた看板がよい。
食後は、喜々として散歩に行ったりする kame と対照的に、lulun は睡魔につかれたように眠りに落ちた。風と雨のせいで少し寒かったので、パレオとビーチタオルに包まって寝ていたら、ツタンカーメンと呼ばれてしまった。青空が広がってきたので、少しだけ2度めのシュノーケル。魚がほとんどいない。残念。
ビーチを歩いている蟹が白くて、砂の色に混ざるように保護色なんだと最初思ったが、もしかしたら新月で脱皮したばかりなのかもしれない。実際、時間が経つと少し緑がかってきたような気がした。
緑色のカニ
脱皮を繰り返し大きくなるとこれ?
ビーチでダラダラしているときやってきたのは、マリファナ売りと、アロエ売り。どちらもいらん。アロエはやけどに効くけれど、庭から切ってきました状態で売り歩いているのをみたのは初めてだ。
狙っていた Irieで夕食。クリケットの西インド諸島対オーストラリア戦のダイジェストをテレビでやっていて、kame がルールを解説してくれる。
さて我が家へと、バス停に行ったものの帰りのバスがなかなか来ない。ちょうどタイミングが悪かったのか。オイスティンまで行くのはあるけど、クレーンまで行くのは本数が少ないのだ。ようやく待ちに待った初公営バスがやってきた。混んでいて大荷物を抱える身には辛い。さらには、街なかをぐるぐる回るのがコースのため、ずいぶん時間が掛かってしまった。
宿の最寄りのバス停から宿までの道は、二人とも大のお気に入りになった。今日も星の綺麗な夜だ。新月なので特に美しい。