バリのローカルフード: Babi Guling Made Sutimi

評価:5/5点

我々にとってバリ料理といえばバビグリン。豚の丸焼きである。イスラム教国のインドネシアでこんなものが食べられるのだからバリはありがたい。

金, 2016-05-20 04:03 - Babi Guling バビグリン屋バビグリン屋

バビグリンとの出会いは確か2002年のクタ爆弾事件の後、閑古鳥が鳴くサヌールからベモに乗ってデンパサールの市場まで食べに行った時だ。大きな豚を目の前でどんどん切り捌いていくのを日本語が上手なおじさんと一緒に眺めながら食べたのだった。

今回は空港から宿に向かう道路にバビグリンの看板を発見。二人で「!」と顔を見合わせたのは言うまでもない。kameは脳内地図にマーカーを置き、滞在中に足を運ぶことを誓った。

バリ滞在最後の晩、ローカルフードのローラー作戦を開始。途中のワルンや屋台を横目で見ながらバビグリン屋があるはずのあたりを歩いた。しばらくして見えました、豚さんの看板。

金, 2016-05-20 04:05 - Babi Guling バビグリン屋バビグリン屋

店は道端の小屋で豚を焼いている様子はないのだが、ケースに何やら料理が並んでいる。パリパリに焼けた豚の皮があるので間違いない。

金, 2016-05-20 04:05 - Babi Guling バビグリン屋バビグリン屋

念のため奥でくつろいでいる店員に「バビグリン?」と訊くとどうやらそうらしい。指差しでなんとか注文し、汗を流しながら待つ。

運ばれてきた皿を見ると美味そうではないか。肉は5〜6種類、皮が小さいのが少々不満ではあるがまあ仕方ない。

金, 2016-05-20 04:06 - バビグリン屋バビグリン Babi Guling

これがどれも美味い。特にコブミカンが爽やかに効いた挽肉らしきものがとても辛いが美味。しかも全く臭みを感じないのが驚きだ。この店が当たりなのか、それとも店員が気を利かせて好き嫌いが分かれそうな部位を外してくれたのか。青菜入りスープも濃厚で味が良い。

味的には今まで食べたバビグリンの中ではベストだ。道端のボロ屋というセッティングは市場の人気屋台と比べると見劣りするのは確かだが、敢えてこういうところで食べて通を気取るのも許させるだろう。是非また行きたい。