評価:4/5点
目黒の名店、とんきに最後に行ったのは何年前だっただろうか。茨城にできた店には行っているのだが、あの見事なオペレーションがどうなっているか気になる。
今回の来日でとんかつは一度食べているのだが、とんきにお参りに行こうということになった日曜日の夜。慣れない地下鉄を乗り継いで降り立った目黒駅が様変わりしていて浦島太郎になる。
なんとか権之助坂を発見して見慣れないビルの先を曲がると、以前と同じ場所にとんきがあった。昔から混む店だったが今日は受付待ちをしている人たちの列が階段の途中まで続いている。そもろも受付待ちなんていう事態は以前はなかったのだと思うが。
外国人が多いことを別とすれば店内の様子は全く変わっていない。もう何年も経っているのだから人は変わっているだろうと思いきや、中央でとんかつを切っている背中の丸い爺さんは以前と同じ人だ。それに受付担当のおっさんも齢はとっているが同じ人。これにはびっくり。揚げ担当の人数が増えているのはそれだけ需要が増えたということだろう。揚げ釜の数も増えたかもしれない。
しばらく待ってカウンターの席に案内されたらすぐに注文したヒレカツが出てきた。うん、これも全然変わってない。
やっぱり美味い。茂原で行くようになった優膳もいいのだが、しっとりとした肉と卵の多い衣、細かいパン粉の組み合わせは最高だ。ご飯とキャベツのおかわりを勧めるタイミングも絶妙でオペレーションの美しさも健在。
やはりとんきは素晴らしい。今いるスタッフはいずれ交代していくのだろうが、この店というシステムはこのまま残ってほしいものだ。
コメント
みごとなオペレーションだっただけに、lulun