A Coruña: Meson do Pulpo

評価:4/5点

ア・コルーニャに着いて最初の食事にはMeson do Pulpo、その名も「タコ家」を選んだ。Airbnbのホストのおすすめリストにあったし家からすぐ。

木, 2017-05-25 09:19 - Méson do PulpoMéson do Pulpo

ほぼ徹夜だったので少し仮眠して遅いお昼を食べに出たのは午後3時過ぎ。普通の地元の食堂という感じの店には観光客と地元民が混じっている。店内を俯瞰できる奥のテーブルに陣取ってまずはワイン。

木, 2017-05-25 09:26 - Méson do Pulpoワインとパン

ここガリシアで白ワインといえば大半はアルバリーニョ。フルーティだけどキリッとした酸味がある。これは魚介類に合いそうではないか。パンはカンパーニュっぽい素朴系だがなかなか味がいい。この店に限らずパンはどこでも美味しかった。ここはフランスじゃなくてスペインなのにパンの水準の高さはすばらしい。ヨーロッパ恐るべし。

木, 2017-05-25 09:52 - Méson do Pulpoタコとジャガイモ Pulpo con Cachelos

最初に出てきたのはタコとジャガイモ。ガリシアを代表するシンプルな料理で、茹でたタコとジャガイモにオリーブオイルとパプリカをかけただけ。しかしこのタコが柔らかくて美味しい。これだけ柔らかいのにはっきりと原形をとどめているのでギリシャとは扱い方が異なるようだ。ジャガイモは西半球に軍配が上がるがそれでもけっこう美味い。

木, 2017-05-25 09:33 - Méson do Pulpoペルセベス Percebes

そしてこの旅の目玉ペルセベス。白い布巾に包まれて熱々の状態で運ばれてきた。中のペルセベスは日本で売ってるものと較べて「手首」の部分が長い。ということは食べるところがいっぱいある。店のおばちゃんがこうやって食べるのよ、と手首に傷をつけてそこから開いてくれる。口に入れると適度の歯ごたえとともに磯の香りが広がりる。これは鮮度が良いに違いない。美味いぞ。値段が高いだけのことはある(荒波の中、磯に降りて採集するので危険だし大変らしい)。

木, 2017-05-25 10:01 - Méson do Pulpoマテ貝 Navajas

続いてマテ貝。これはニンニクとオリーブオイルでがちゃがちゃっと炒めてある。見るからに新鮮でワタごと食べても全く臭みがない。これも食感と磯の香りの勝利だ。なんでもこちらでは触って動かないマテ貝は捨てるらしいのでNYの中華街で売ってるあれは何だったんだ、と思わざるをえない。

単にガリシアのシーフードが新鮮で美味しいだけなのかもしれないが、この店で出てくるものはどれも高水準だ。気楽だし地元民にも人気があるようなのも頷ける。次回のために覚えておこう。