評価:4/5点
今回の旅行は食べるところをほとんど調べずに行ったのだが、Casa Aleixoには最初から行く気満々だった。狙いは二人とも好物のタコご飯。
ポルトについた日の晩に早速行くことにした。場所はCampanha駅の近くなのでメトロに乗って行くのだが、切符を買うのに難儀して予定より少し遅めに到着。
見た目はごく普通の場末な食堂だが100年ほどの歴史がある老舗らしい。一人で来ている東洋人のツーリストがいたりするということはガイドブックに出ているのだろう。
お目当のタコご飯とタコの天ぷらのセットを一人前、それにコロッケと豆サラダを注文。
ワインはVinho Verdeが一本EUR10と良心的。
パンのセットに見慣れない黒いものがある。食べてみるとボソッとして重く、ややスモーキーで少しいこ餅のようだ。これはスイスでよく行動食に使っていたライ麦パンでは、と思ったがBroa de Avintesというライ麦とトウモロコシでできたものらしい。
予想通りタコご飯は最高。タコそのものはガリシアの勝ちだが天ぷらも悪くない。この組み合わせはほとんど日本料理と変わらないのが面白い。
コロッケはカリブで食べるアクラそのもの。北海の塩鱈と中南米のジャガイモのフュージョンだが、どういう経路でポルトガルにたどり着いたのだろうか。豆サラダはblack eyeを使っている。シンプルで美味いけどタマネギが多すぎるのが難点。
タコご飯は評判通りだった。ここに来たらほかのものは食べないでいいや、と思うのだけどほかの料理も試してみたいではないか。難しいところだ。