今回のバリでは色々とローカルフードを楽しめたのが大きな成果だった。しっかり食べ物の予習をしていたこともプラスだったし、カタコトだけどインドネシアを勉強していったことで世界が広がったのは間違いない。
まずは3泊4日のチャング滞在中に食べたものを。 長旅の末に到着した晩は疲れてはいたものの興奮もしていたので近所を一周してから最寄りのワルンへ。ここWarung Hebohは内装をちょっとキレイにしてWiFiもあって明らかに外国人受けを狙っている。現に客はほとんど欧米系。
この店は珍しくセルフサービスで、油紙を敷いたザルをもらって自分で好きなだけ料理を盛ることができる。これならおかずを少しずつたくさんの種類を楽しめるし、お腹の好き具合で量を加減できる。ご飯も3種類あっておかずも豊富。味はまあ普通に美味しい程度。
翌朝は早速地元の市場へ。歩いて20分ぐらいのところに市場があるのは地図で確認していたが、行ってみると規模は小さいながらなかなか賑わっているではないか。野菜や果物を売る店はおおいが食事系はどこだ、と探すと奥の方に屋台や屋台未満の小さなテーブルで商売している人たちがいる。
市場を通り抜けた道端にnasi jagungという文字を発見。ナシジャグンとはトウモロコシ入りのご飯で、昔は貧乏人が食べていたらしい。同様にサツマイモ入りのnasi selaというのもあるそうで、機会があったら食べてみたいと思っていたものだ。
屋台(といっても作業台とパラソルだけ)を構えているのは若い男だ。待っている客が数人いるが、わざわざバイクで買いに来ているのか、それとも単に通り道だからか。
トウモロコシ入りご飯の上に野菜の和え物、テンペ、厚揚げ、コロッケ、卵焼きを載せて包む。見ていた時はなーんだ、ベジタリアン仕様か、と思ったけど魚が入っているみたい。
これが実に美味い。ご飯はポロポロだが白米だけにはない味わいがあり、おかずもサンバルもとてもレベルが高い。そうか、この味だから客が来ているのか。
市場内に戻りbubur ayam屋へ。NYのフードバザールでもよく食べる鶏肉粥だ。
糊になりかけている粥に鶏、卵、ピーナツをトッピング。お決まりの甘い醤油で仕上げるが、もちろん好みで辛くすることもできる。いつも食べているブブアヤムよりシンプルだが、ピーナツの味が特筆に値する。バリのピーナツは美味い、ということがわかった。
こちらはbubur kacang ijo、つまり緑豆ぜんざい屋。
甘さ控えめの緑豆にココナツミルク。優しい味わいだ。ここは白玉を加えたいところ。
lulunの好物ナシクニン屋もいる。なかなか人気のようでおかずがだいぶ減っている様子が見える。
これもシンプルだけど美味。
ナシクニン屋の向かいに気になる店がある。どうやら米菓子のようだ。
一つちょうだい、と頼むとテーブルに並んだ5〜6種類ある米菓子、ココナツ、シロップを混ぜて包んでくれる。
甘い米菓子のことをjajaというらしいが、これもjajaになるのだろうか。滅茶苦茶美味い。kameはこういうお菓子は大好きなので嬉しい限り。
普通jajaというのは写真のようなお菓子なのだと思っていた。種類が多いので目移りするが、厳選して買って帰ったのがこちら。
どれもそれぞれ美味しいが左側の黄色いサツマイモういろうがとても美味。
こちらは翌日の収穫。
買わなかったけど虹色スポンジケーキもある。お菓子に混ざってなければ食べ物には見えない。
翌朝は近くのワルンで朝食をゲット。茶色い紙包はほぼ間違いなくナシブンクスだ。4種類ぐらいあるのでナシクニンとバリ風ナシブンクスを選んだ。
わりとシンプルなナシクニン。市場のおばちゃんの方が味は上か。
バリ風というのはおかずに豚肉が入っているのか、と思ったけどよくわからん。生サンバルが特徴なのか?
同じワルンでtelur asin、塩卵があったので購入。
あひるの卵らしくねっとり濃厚。うまい。
近所に唯一のジュース屋でマンゴージュース。まだシーズンじゃないからか香りも甘みも今ひとつ。
最後はスミニャックの道端で食べたエスチャンプル。
暑い時の氷は本当にありがたい。
続きはウブド編で。