植物園からクロッカスが咲き出したというお知らせがきた。雪が降ったり、初夏のような暖かさになったりと変動が激しくて、春の花たちも咲くタイミングを戸惑っているのではと思うような日々だ。明後日2月27日からはメキシコ旅行に出かけるので、今を逃すと今年はクロッカスが見られないかもしれないと慌ててブルックリン植物園に自転車を走らせた。
まずは、スノードロップとセツブンソウがお出迎え。どちらもようやく咲き出した感じだ。花を見つけた途端テンションが上がる。
Snowdrop スノードロップ
Winter Aconite セツブンソウ
スノードロップ広場もどんどんと姿を現して咲き始めている。
ミツマタは蕾が広がってきているが、開花まではあと少し。
土を持ち上げて出てきたのはスイセン。花が咲くまでにはあと1カ月はかかるだろうか。
クロッカスはあちらこちらで見かけるけれど、一番大好きなのは（我が家で勝手に命名した）クロッカスの丘。蕾も多いし、まだ姿を表していないのも多いだろう。でも、ここのクロッカスたちを今年も見ることができた。
ちょっと数的には寂しいものの咲き始めなのであまり人に踏みつけられていないのも嬉しい。そして、クロッカスの丘自体は今年はロープを張って進入禁止になってた。これで踏まれてしまう子が少ないと思うとほっとする。
クロッカスはブルックリン植物園で好きなもののベスト5のひとつなので、この春も見ることができて二人とも心が弾む。クロッカスは、長くて暗い冬のジュネーブ時代から春の始まりの幸せを運んでくれる妖精的な存在なのだ。
今年はクロッカスを見に来たのが例年よりも少し早めだったおかげで、4種類のマンサクがすべて見事に咲いているのを見ることができた。いつもは、花が終盤になってからなんとか間に合ったというタイミングで見ていたので、今回のタイミングに感謝。
Witch Hazel マンサク
Witch Hazel マンサク
Witch Hazel マンサク
Witch Hazel マンサク
まだ屋外で咲いている花が少ないので、温室もじっくり観察してきた。こちらは花だけでなく実を付けているものも多かった。
Bird-of-Paradise Yellow Crane Flower ゴクラクチョウカ
Golden Shrimp Plant ウコンサンゴ
極楽鳥花という名前って凄いなといつも思ってしまうし、シュリンプ・プラントという命名も好き。
ワンダリングジュー（ムラサキツユクサ）が花をつけているのを見つけて驚いた。我が家でも育てていてとっても元気だけど、花なんて一度も見たことない。そういえば、ペリウィンクルも我が家のは花をつけない。この手のものとは相性が悪いのだろうか。
早春の植物園、楽しかった。そして、移転した The Islands がついに再オープンしていて、NY一大好きなジャークチキンとの再開も果たすことができた。