エクバラムの翌日には早速コバとトゥルムへ。時刻表によるとバジャドリからコバに行くバスはないしcolectivoもないようだ。仕方ないのでタクシーを探すが、こういう時に限ってタクシーが見えない。
ようやくいたタクシーにコバというと笑って断られた。次のタクシーとは400ペソで交渉成立。ひたすら荒野をぶっ飛ばすこと1時間弱、ゲートの手前で降ろされる。駐車場を抜けた先が入口だ。
10時前なのだが観光バスがいっぱいで切符売り場付近はすごい人。混雑するとは聞いていたがエクバラムとは比較にならない。
地図によると遺跡は3つのエリアに分かれているようだ。まずは左の方を目指す。貸自転車屋でかなりオンボロの自転車を借り、森の中の道を進む。
分かれ道を過ぎてすぐに遺跡があった。ふうん、という感じで先へ進む。
すぐに球技場。エクバラムより少し大きいが傾斜のきつさがだいぶ違う。
少し先に丸っこい形のピラミッド。登れないのが残念。
その先にずいぶん人がいると思ったらNohoch Mulだった。コバで一番大きなピラミッドでここは上まで登れる。
頂上からは360度の眺め。北の方に辛うじてエクバラムが見える。
ここも階段が急なのでロープ伝いにお尻で下りる人たちが大勢。
本来はピラミッド全体が赤く塗られていたらしいのだが、一部その塗料が残っているのが見える。
フレスコみたいな壁画もあったようだ。
右奥エリアへ移動。こちら行く道は細くなり、建物も小さめなので古い時代なのか?
途中からは自転車も入れなくなるので人も少なめ。でも彫刻がいくつもあってなかなか見ごたえはある。
最後に入口付近のエリアへ。こちらにも球技場があったりして立派に街になっていたようだ。
小高い丘があると思ったらそれはピラミッドの側面で、正面にはずっと階段がある。ここも登れない。
発掘してなければただの丘だけど、あまりにも平坦な地形なので少しでも出っ張りがあると遺跡だと思うようになった。奈良あたりの丘が全部古墳に見えるとの同じか。
予想はしていたが広い敷地に遺跡がたくさんあるので自転車で回っても二時間半ぐらいはかかる。これを全部歩いたらけっこうきつそうだ。沿岸部から近いためか観光客が多いので、同僚のNが言っていたように夕暮れ時の特別入場タイム(料金割増)を狙って来たら確かに全然違う経験ができそうだ。たまたまそういう日程を組めればいいのだが今回は良しとしよう。次はトゥルム。