チチェンイツァは混雑するので早めに支度して街へ。チチェンイツァ行きのcolectivoはバスターミナルの少し東、同じ並びの路地を入ったところだった。ちょうど満員になりかけた車が出発しようとしているところだったので手招きされて乗り込む。一つ席が足りないのでlulunは風呂場用のような小さな椅子に腰掛けるハメに。
遺跡までは40分ほどだが少し手前からかなりの数の車が路上駐車している。それとともに大荷物を運び込む地元民の数がすごいのが目につく。まだ9時なのにこれまでの遺跡とは明らかに違う。 さすがマチュピチュ級の観光名所だ。
チケットを買って中に入ると通路沿いに土産物屋が並ぶ。さっきせっせと運び込んでいた大荷物はこれだったのか。どこもまだ店の設営してるところなのでうるさく声をかけてこないところがいい。毎日設営と撤収に毎日どれだけの時間かけてるのだろうか。それにこれだけ店があってどれだけ売れるのか心配になるぐらいだ。
そのすぐ先に大きな広場があっていきなりピラミッドが見える。さすがに建物が大きくて間の空間も広いので人は多いけどそれなりにばらけるのでさほど混雑している気はしない。
わかってはいたが蹴鞠場は巨大だ。壁が斜め部分がとても少ないところは今まで見た遺跡とは違う。
比較的新しい遺跡だからか、壁の彫刻がけっこう残ってるので二人とも興奮気味。
彫刻を見て歩くだけで楽しい。ここはドクロの壁。
少し離れたところにセノーテがある。これだけの都市を支えるには当然水源が必要で、このセノーテは文字通りチチェンイツァの水瓶だったようだ。
チチェンイツァはツーリストが多いためかどの建物も立入禁止で、当然ピラミッドにも登れない。ここは残念なところだが仕方ない。
その先に柱が並ぶ大きな建物。この柱の上に屋根があったわけだからかなりの人数を収容できたはず。延々と立ち並ぶ柱が壮観だが、しかもこの一本一本に彫刻がしてある。
すごいなあ、と呆れながら角を曲がるとその先にも延々と柱が。一部崩れた柱はそのへんに転がしてあって観光客用の椅子に転用されたりしている。
疲れたので一度外に出て休憩。オルチャータとライムフラッペで身体を冷やしブドウ糖を補給。
元気になったところで再入場してOld Chichenへ。入る前に係員に確認した通り、再入場はできるけど改札機が対応していないので係員がゲートを開けて入れてくれる。中には簡単なカフェぐらいしかないけど普通の観光客は一気に回ってしまうのだろうか。
Old Chichenは建物が小さく距離も近く、雰囲気もだいぶ違う。
それでも彫刻はけっこう残っていて見ていて面白い。二匹の蛇が絡まってピラミッドから降りてくるなんてしびれる。
球技場が付属した建物や天文台といった特徴ある建物があって見ていて飽きない。
日差しが強くなったのでとにかく暑い。日陰を渡って歩く。
3時間半でほぼ一周したので撤退し、付属のレストランでお昼。奥の暗い部屋に通されたと思ったらなんとエアコン付き。ユカタンに来てエアコン付きの部屋で食事するのは初めてだ。これは嬉しい。
メニューがタブレットで多言語対応というのはなかなかよくできている。
ビールにワカモレとpanuchos。やっぱりアボカドがおいしいのでワカモレはハズレがない。Panuchosは単にトスタダに豆を塗っただけなのががっかり。まあ観光地で独占営業しているにはまともだ。
Colectivoを降ろされたあたりへ行ってみると木陰で待っている人がポロポロいる。幸いしばらくしてバスが現れたので乗り込んで一路バジャドリへ。