評価：3/5点
クスコに着いたらチチャロンを食べる。そう決めていたので街を歩きながらチチャロン屋を物色したところ、2つの市場の中間にある店が一番良さそうだということになった。
チチャロン屋
チチャロン屋
細長い店内は左右の壁に面してカウンターがあるだけ。店の入口で大鍋で豚バラ肉を揚げている。つまりここが厨房。一人分だけ、と注文がうまく通じたようで、お祭りで賑わう通りを眺めていたらチチャロン一人前が目の前に置かれた。
チチャロン屋
チチャロン
皿の上にはチチャロン、揚げたジャガイモ、トウモロコシ、それに薬味のタマネギとミント。
チチャロン屋
巨大なミントの葉
豚バラ肉を油でじっくり揚げるなんていかにもしつこそうな料理だが、意外とそれほどでもない。油がよく切れているのだろうか。タマネギとミントを組み合わせるとさらにさっぱりしてなかなかうまい。もちろんジャガイモの味も良い。トウモロコシはあまり味がないのだが、まあこれは彼らにとっては白飯みたいなもんだろう。この料理は手で食べるものらしい。
チチャロン屋
ミント酒？
隣に座っている夫婦が色々と身振り手振りで教えてくれるのだが、この眼の前に置いてある大きな瓶に入っている液体を食後におちょこ一杯ぐらい飲むのだと言っている。消化に良い、ということらしい。飲んでみるとちょっと甘い焼酎、そう、韓国のソジュにミントを入れたような感じだ。強い酒を少量摂取したら消化が良くなるというのはわかるような気がするが、ミントが入っているのはなぜだろう？口がさっぱりするということ？
チチャロン自体はすごくうまいかといえばそれほどでもないが、クスコに行ったら一度は食べたい。できればこういうローカルな店で祭りの行列を眺めながら。