評価:3/5点
百済蔘鶏湯には何度か行っている。一度はlulunが風邪を引いて熱を出しているのを隠してソウルに降り立った時だったが、蔘鶏湯のおかげでそのご無事回復したということがあった。今回はNYからの長旅を終えた直後なので疲労回復のために晩ご飯を食べに行った。
幸い宿からすぐ近く。念の為に場所を確認し、時差でややボーっとしながら歩き出したらすぐに思い出した。興亡の激しいソウルだが同じ場所に全く同じように営業していた。もちろん日本人客もいるし現地人も来ているが、今回目についたのは中国人観光客。時代は変わった。
メニューを持ってきたアジュンマはしきりに値段の高い蔘鶏湯を推してくる。よく見るとほぼ同じものが5000ウォン安くあるではないか。違いは正確にはわからないが、どうも朝鮮人参の量か種類にあるようだ。安いタイプの烏骨鶏と普通の鳥を1つずつ注文。
テーブルにはキムチ、少量の餅米、人参酒が並ぶ。そういえばこういうもんだった。依然としてこの少量のご飯の意味がわからん。
見た目は当然違うのだが、烏骨鶏と普通の鶏の違いは食べてもあまりわからない。強いて言えば烏骨鶏やややパサパサしていて、どちらかというと普通の鳥のほうがうまい、ということで意見が一致した。ねっとりした餅米にニンニク、栗、ナツメ、それにたっぷりの朝鮮人参が入っている。スープもじんわりと美味い。ちょっと塩気が少ないので自分で調節するのがよろしいようだ。
あまり食欲はなかったはずだがあっさりしているのでけっこうきれいに食べた。久しぶりのソウル、第一食は満足。