Astoria: BZ Grill

評価:4/5点

最近Astoria Boulevard沿いにできたBZ Grillは一見普通のケバブ屋なのだが、中東系ではなく実はギリシャ系の店だ。この店の最大の特徴はラムではなくなんと豚肉のドネルケバブがあることだ。これは捨て置けない。

日, 2015-02-01 17:23 - BZ GrillBZ Grill

一度試してみようと思ってはいたのだが、日曜日にRockefeller Reserveを歩いた帰りにlulunが提案してくるまでその存在を忘れていた。125thの駅からM60のバスに乗ればすぐだという事実の方はlulunが忘れていて、一度家に帰ってから出直そうか、などと考えていたらしい。既に二人で一人前とは先が思いやられる。

もうすぐスーパーボウルが始まる時間だが、店にはテイクアウトを待つ客がちらほら。店の奥には座って食べる席もある。サンドイッチは持って帰る間に味が落ちるのでやや割高感のあるGyro Tender Platterを選択。ご飯かフライドポテトを選択できるのでポテトを選んだ。だってビール飲むんだもん。店員が「これは豚肉だけどいいか?」と念押ししてくるが、確かに知らなければまさか豚だとは思わないだろう。痛い目にあったことがあるのだろうか。気の毒すぎて想像したくない光景だ。

日, 2015-02-01 17:35 - BZ GrillGyro Tender (Pork meat)

足早に帰宅して容器を開けてみると予想通り肉がどっさり。写真ではほとんどわからないが肉の下にはポテトとピタが隠れていて、ほかにレタスとトマト、タマネギも少々。付属するソースがタヒニではなくギリシャヨーグルトベースなのがいかにもだ。

普通のドネルケバブは肉とスパイスが渾然一体となっているものだが、これはけっこうストレートに豚を焼いただけという感じに近い。もちろん焼けた表面を削っているので強いて言えばスブラキの表面だけを集めた感じ。こんがり焼けた豚肉は好物なのでこれは嬉しい。ポテトは普通で、ここはKing Souvlakiを見習ってほしいところだ。あとソースも相性が今ひとつだしスパイスももっと研究してほしい。着想は良いのであとはインプリメンテーションを掘り下げてもらいたい。

と言いつつも、カリッと焼けた豚というだけで十分評価できるので、今後にも期待できるが今のままでも嬉しい。今日みたいな使い方は大いにありだ。ちょくちょく利用して見守っていきたい。