評価：3/5点
最近めっきりご無沙汰している Curry Hill。バスを降りるといつもと少々風景が変わっている。新しい店ができて新旧交代があったようだ。
お馴染みの店の1つ Pongal に入ると、ランチメニューが少し変わっている。多分以前はなかったと思われるマサラ入りのラバドーサを注文した。
なかなか注文を取りに来てくれず、以前はてきぱきとしていた店員の対応が悪くなったなと思っていたら、そのうちホールの隅（lulun の席の近く）で忙しい時のホール担当の作業に関するミーティングをやっていた。
でてきたものも、ココナツサンボルを始め黒胡椒が新鮮なまでに効いていて、シェフも変わったに違いない。もしかしたら、店の名前だけそのままに、人が総入れ替えになったのかも。
ラバドーサといえばもっちりタイプでお好み焼きの親戚だと思っていたのだが、この店のものはカリッとしていて lulun の好みである。ワダがあるも嬉しい。ただし、イドゥーリは発酵しすぎで残念なお味。次の機会には、食べ慣れたマドラス・ターリーやブンジャビ・ターリーで確認をしてみよう。
ところで、ラバドーサは、一般的な紙ドーサと違い穴がぶつぶつと空いて厚みがあるものという認識しかなかったので確認してみた。
薄いパリパリの紙ドーサは、米粉とウラッドダル粉が原料で発酵させたタネを焼いたもの。一方、ラバドーサの原料はスージ（セモリナのよなもの）と米粉で、クミンやアサフェティダ、黒胡椒、コリアンダーの葉などを混ぜ込み発酵させない生地を焼いたものだそうだ。なるほど、ラバドーサもドーサの仲間の1つだけれど、材料を始めいろいろと違うものなのか。
ところで、最初 lulunはランチタイムに、おかずの種類が多いターリーだけを提供するお気に入りのお店に入ろうとしていた。ドアを開けると店内はビュッフェスタイルのランチになっているたので、もうひとつのお気に入りの店 Pongal に移動した。後で調べて分かったのだが、ビュッフェスタイルのランチを提供していたのは Dhaba で、lulun のお気に入りのターリーの店はその隣のBhojanだったのだ。で、その Bhojan は閉店してしまったようだ。それで、様子が変だったのか。そろそろ、Curry Hill の新しい店をチェックして回る時が来たのかもしれない。
ランチの後、ダウンタウンの方にRe-Create NYC 2015のフェルメールを観に行った頃には雪が舞い始め。その後吹雪に。春分だというのに、冬が強力に居座っている。