評価:3/5点
今回の訪日は短いので「休日」は一日しかないし、行き先に選んだ川越では一食しかできない。調べたところやたらと鰻屋が多いのは海無し県だからかもしれないが、武蔵野うどんというジャンルも目についた。
kameの田舎はディープ埼玉なのでこのあたりのうどんは子供の頃から食べている。親戚一同が集まると近くの店で茹でうどんを買ってきて、それをさらに湯通ししてザルに取っておき、醤油味の汁に浸けて食べる。みんなうまいというのだが一度もそう思ったことはない。
でもまああれは昔の話だしちゃんとした店で食べたことはないので「武蔵野うどん 真打」に行ってみることにした。Rettyでの印象もまずまず。
やや駅から離れているので足の便が悪く、てくてく歩いて着いた頃には昼過ぎの混む時間帯になっていた。麺の量と汁を組み合わせて注文するのが基本で、サイズは小・並・中・大の4段階がある。二人とも少食なので小を選び、その代わりに天ぷらを追加。ダブルにすればほぼ同じものがもっとお得だということがあとでわかったが、こんなの一人で食べる人がいるんだから怖い。
うどんはザルで冷たく、汁は熱々というフォーマットはkameが昔食べたうどんと同じだ。どっちかにしろ、と言いたくなるところだ。醤油味の汁には豚肉、油揚げ、ネギがたっぷり入っている。
ゴマ汁もゴマ風味だという以外はほぼ同じ。
肝心のうどんだが、太くて意外とコシがある。麺に透明感がなくエッジが弱そうなので讃岐だったらがっかりするような外観なのだが、これが意外とうまい。なんというかぼったりした感触だけど小麦粉の味が良いのだろうか。
天ぷらもきちんとしていて合格点。
思いのほかまともではないか。いや、妙な偏見を持っていたkameが悪かった。地元の人たちに支持されているのは明らかだし、機会があったらまた食べてやろう。塩とか鴨の汁も試してみたい。