2週間前のミャンマーに続き、今週はタイのお寺のイベントがあるという。よく知っているはずのElmhurstに金ピカのタイ寺院があるというのがまず驚きだが、過去の写真を見たところ料理の品数も驚異的だ。これは行かなくては。
情報によると早めに行くのが吉だというので11時には家を出た。いつも通る道の一筋南、ごく普通の住宅街に突然タイ寺院があり、そのブロックは通行止めになって食べ物を置いたテーブルが出ている。
本命はテントで、数えきれないほどの料理が並べてある。行列がずっと奥、テントを出てお寺の裏まで伸びているので人混みの中をゆっくり進んで並ぶ。途中に見えるデザート群が美味そう。
テントの裏口で皿とご飯をもらうのだが、ローカーボのlulunのために皿だけもらおうとしたらおばちゃんがダメだという。理由が読めないのでぽかんとしていたら、何度も料理を貰いに来る中国人がいるので一応チェックポイントで摘発しようとしているようだ。いかにもありそうだし実際お行儀の悪い人たちは明らかにいるのだが、ご飯を盛った皿を渡すことにどういう抑止効果があるのだろうか。
メインのテント以外に寺の裏ではスープやうどんを配っているし、寺の前のテントでも麺がもらえる。通りの反対にはなぜかベーグルなども。
厨房では大勢の人がすごい勢いで料理を作っている。これはこれでちょっと楽しそう。
我々のような余所者は単に食べ物を目当てに来ているが、タイの人たちはちゃんとお参りに来ている。観音様の周りにはお供え物がいっぱい。
なにしろ料理の種類が多いので二人で手分けして厳選したのだが、それでもこれだけのバラエティ。どれも美味しいけど特にさつま揚げが美味。見慣れない料理や外観から想像される味を裏切られる楽しみもある。例えばlulunの皿に見えるカリカリの麺のようなものは甘くてどうやって食べるべきなのかよくわからん。イカに見えるものがカマボコだったのはちょっとがっかり。
食べ終わってそれでは麺を、と思ったらなんとテーブルの上に並んでいるのは日清のカップヌードル。麺が終わったのでそこにスープを注いでいる模様。諦めてデザートエリアに向かったらさっきまでずらりと並んでいた小さなボウルやカップが見事になくなっている。
とってもがっかりしてまだ何かないか、と裏手に回ったらスープがまだあった。写真を撮るのを忘れたが鶏のグリーンカレースープも美味だった。
この頃にはテントの中はお片付けモード。まだ12:30なのに嵐が去ったようにガランとしている。来年は11時には着くようにしよう。
通りの向こう側のテントではベーグルが大量に余っているが、そいつらを袋に詰め込んでいる中高年の姿が。こういう人は数えるほどしかいないけど、せめて入場時に寄付デスクの前を通らせるようにするとかしないとこの祭りの形態が維持できないのではと心配になる。
あとで知ったが今回も先々週のミャンマー寺院イベントも小乗仏教のお祭りで、僧院に感謝して僧服を寄贈したりするものらしい。毎年10〜11月にあるようなので覚えておこう。