評価:3/5点
チャールストンに着いて最初の食事はBBQと決めていた。到着が土曜日の夕方になるので混みそうな店は避け、ビールでも飲みながら手軽にやろうという魂胆だ。それに南部に来た以上一度はBBQを食べなければ。
Yelpで見るとBBQ屋は数軒あるのだけど、写真の雰囲気で判断して一番美味しそうだったSmoke BBQに行くことにした。宿からは歩いて20分ほど。
歩いている途中にやけに賑やかな公園があると思ったらどうやらファッションウイークというイベントを開催中で、そのせいか街に出ている人がやたら多い。通過する店がどれも混んでいる。
果たしてSmoke BBQは、と思ったが幸い席は空いている。細長い店で4人までのテーブルしかないのでグループには不向きだ。混雑を予想して入口付近の二人がけのテーブルに陣取る。その後すぐに満席になったので早く着いて良かった。
Lagunitas IPA(左)ローカル(Palmetto?)のピルスナー(右)
Yelpのレビューにもあったがビールにはあまり力を入れていないのが残念。タップは3種類のみだったのでローカル(確かPalmetto)のピルスナーとLagunitas IPAを注文。基本的にIPAは苦手だがこれはシトラスと甘みが強く苦すぎない。
注文したのは肉の盛り合わせにサイド2種類。金属製のトレイ(というよりバットだな)が取り皿として運ばれてくるのがなんだかおかしい。
さすが南部だけあって肉類の出来はとても良い。ブリスケット、チキン、プルドポークにベーコン。全体的な傾向はスモーキーで甘すぎないという我が家好み。ここまでしっとりしたチキンは珍しいと感嘆したが、でもやっぱりブリスケットが一番美味。
サイドは青菜の煮びたしとポテトサラダ。味はまあまあ。
ブリスケット、チキン、プルドポーク、ベーコン、ポテトサラダ、青菜
ソースは2種類。店員の説明だと赤い方はスモーキーなトマト味、こちらは甘みと酸味がある。黄色いのはサウスカロライナ風のマスタード&ビネガーでさっぱりした味わい。NYで食べるBBQにソースは蛇足だといつも感じるが、これはどちらも過度に主張せずソースとしての役割をきちんと果たしている。こういうソースもありのか、と見直した。
南部のBBQはやはり美味かった。サウスカロライナごときで感心していたら通には笑われそうだが、東北部から来た者には十分うまい。BBQは奥が深い。