評価：3/5点
恩納あたりの観光スポットを眺めていてたまたま目についた東南植物楽園。植物園は好きだしなんかランチもできそうなので午前中のルートに組み込んだ。
着いた時にはほかに客が一組しかいなくて失敗したかと思いきや、きちんと手入れされた庭園はなかなか見事で楽しくガイドツアーを終え、ちょうど昼になったのでレストランへと向かった。
どうせガラガラだろう、と思ったけど「ご予約は？」と訊かれて少々びっくり。確かにレストランへ向かっているらしい人たちはチラホラ見えるし、ツアー中にも客が入っているのが遠くから見えてはいたが。
植物園の入場券とランチのセット券があるので、レシートを見せろと受付の人が食い下がる。どんな入場券を買ったかによって割引が変わるということらしい。なんとかレシートを発見したら一人1800円のビュッフェが1000円になった。今日はレディースデーで女性は割引があり、雨の日割引というのもあるらしいがこのセット割引が最強だ。
え？雨？と思って見たら外はしっかり降っている。絶妙のタイミングだ。
ぐるりと見回すとビュッフェはなかなかの充実ぶりで、けっこう客も入っていて窓際のテーブルは埋まっている。ランチだけに来る人がかなり多いということのようで、今や植物園よりこっちが本業なのではないか。大きな窓からの景色は植物園ならではだが。
9分割プレートを手にうろうろ。会席料理のように一口ずつ料理を盛って席に戻る。料理のレベルは思いのほか高くて種類も豊富。フレッシュジュースも数種類あるしヘルシー志向なので女性に人気があるのもわかる。女性のグループや家族連れ以外に、一人できて食べながら仕事している人もいる。なるほどお昼時に近くにいたら食べに来るというのはありそうだ。それともお昼時に近くにいるようにルートを組んでいるのだろうか。
なにしろ種類が多いので全種目制覇は困難。デザートが多いのもかなり嬉しい。もちろん白玉ぜんざいもある。
嘉手納基地からすぐという場所柄もあってかパーティー、貸し切りも多いようだ。そのあたりは要注意だが、観光客なら植物園とセットの1000円というのはかなりお得。そうでなくても割引を上手く利用できればランチだけでも価値はある、というのはこの日の人の入り方を見ればわかる。こういうちまちましたビュッフェが好きな人にはオススメだ。