評価:3/5点
ジンバランといえば沈む夕日を見ながら食事ができるビーチが有名だ。このビーチは家から歩いて30分ほどとやや遠いのだが、新鮮な魚は食べたいので一度ぐらいは行ってみようと出かけた。日没が6時過ぎなので5時頃に出発。
前日と比べればさほど蒸し暑くないが、さすがに30分歩くと汗が流れる。南北に伸びる幹線道路から西へ入ると突然リゾートになる。我々の家のあたりとは世界が違う。これはこれで快適なんだけど。
ビーチの前に同じような細長い店が並ぶ。どれも似たようなものらしいが名前を見たことのあるMeneega Cafeにしてみようとしたらテーブルはいくらでも空いているのに30〜40分待ちになると言われる。それじゃあ、と隣のTeba Megaに行ってみたらすぐに座れた。ここは店の前に燃料用のココナツの殻がうず高く積まれていた店だ。
メニューを見てゼロの多さに一瞬怯み、思わず手持ちの現金と確認したが、いずれにしても足りないしツーリスト相手の店なのでクレジットカードが使えるに違いない。ダメならすぐそこの駐車場のところにATMがある。
二人で60万ルピアのセットを注文。
ビールを飲みながら沈みゆく夕日を眺め、付け出しのピーナツをポリポリ。これがとっても美味い。lulunの言うピーナツの臭みがない。こんなピーナツもあるのか。
薄暗くなって運ばれてきた料理は魚、オマール、エビ4尾、イカ串4本、ハマグリ4個。これにご飯と空芯菜、ビールが付属する。さすがにどれも鮮度が良いようでうまい。特に魚がしっとりして味が良い。オマールは若いのか殻ごと食べられる。
やや残念なのは赤いサンバルがトマト味で辛くないこと。この値段で食べに来るのは観光客だけだろうから仕方ないかもしれないが、頼めば辛いサンバルを出してもらえるのだろうか。
会計は$55ほどだったのでNYと比べれば当然お得。それはそうなんだけど、そこらのワルンの食事15回分、スーパーの社食30食分と考えるとそれに見合うほどの価値があるかは微妙だ。内容もセッティングも違うので単純に比較はできないけど、魚市場だとワルンの食事5〜6食分で近いものはあるのでそちらを狙うのが通かもしれない。
とはいえ、我々のようなへそ曲がりから見てもジンバランの夕日を眺めつつ、潮風に吹かれながら美味しい魚を食べるという経験は十二分に価値がある。次回はサンバル持参にしよう。