評価:4/5点
フィラデルフィア東南アジア飯食い倒れツアーの最後を飾るのはCafe Pendawa Lima。夕方の電車でNYCに帰るのでお惣菜を買い込もうという計画だ。
ラマダンだからインドネシア料理屋は日没まで開かないのではないか、でも惣菜屋は夜になったらすぐ食べられるのでむしろいつもより繁盛しているのでは、とよくわかっていないので小さな不安を胸にCafe Pendawa Limaまで行ってみると普通に営業している。良かった。
ずらりと並んだ食べ物がいつもながら壮観だ。ひょっとするとラマダンのおかげで今日はいつもより品物が豊富かもしれない。
色々気になるものはあるが、まず目についたのは三角形の紙包み。お、これはバリで食べたナシ・ブングスではないか。さすがにバナナの葉じゃないし包も大きいところがアメリカだ。いくつか種類があるがナシ・パダンを選択。
家で開けてみると中にはバナナの葉、ご飯、その上にビニールシートを挟んで鶏、エビ、野菜、豆腐、さらにビニール袋に入ったジャックフルーツのカレー。味が混ざらないように仕切りをしてあるのはありがたい。
おかずの味はどれも良くて美味しいが、特に鶏がやや甘みがあって五香っぽい風味のコンフィみたいでとても美味。これでいいサンバルが付属すれば無敵だ。
バタゴールは今は亡きMie Jakartaで食べて気に入った料理だ。プラスチック容器にさつま揚げ、揚げワンタン、卵入り厚揚げ、揚げ焼売にピーナツソースとライムがセットされている。米粉かタピオカ粉をつなぎに使っているのか、むっちりしたさつま揚げとニンニクとコブミカンの効いたピーナツソースがよく合う。
今回はお菓子系をけっこう買った。まずはバリで体験したばかりのマルタバク。これはMartabak Manisで甘い方のバージョン。
ピーナツに黒砂糖、それになんとチーズが挟んである。バリで食べたバルタバクはロティそのものだったが、これはパンケーキ、というかどら焼きに近い。けっこう気に入った。ボリュームもある。
こちらは正体不明の中華まんじゅう。割ってみたらピーナツ餡入り。ぼそっとした食感はちょっとかるかんに似ているが、かるかんはもっとしっとりしているぞ。悪くはないが特にうまいというほどでもない。
そして縞模様のバームクーヘンみたいなお菓子。米粉のようだけどそこまではムチムチしていない不思議な食感。適度な甘みと香ばしさでなかなか良い。
やっぱりPendawa Limaは好きだなあ。こんな店がNYに一軒だけでもあったら近くに住んでやりたい。次回はまた違うものを買ってやろう。