早いもので最後にシュガー・ブルーを観てからもう4年以上経ってる。シカゴに行くことはないし、シュガーもNYに来ることは少ない(多分年に一度の里帰りぐらい)のでなかなか機会が巡ってこない。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
久しぶりにB.B. King Blues Club & Grillの小さい方のホール、Lucille'sでギグがあるということがわかった。前回と全く同じパターンなので余裕で一週間ほど前にチケットを買いに行き、当日はlulunとかつ浜で待ち合わせてゆっくり夕食を食べてから開場へ向かった。
Times Squareの人混みをかき分けて会場に着いたのは7時過ぎ。地下に降りてLucille'sに入ると案の定まだまだ空席が多い。食事はいらない、と言うとバーの方に行けと言われる。なるほどそういうことか。バーにも客はまだ二人しかいないのでよく見せる席をゲットできた。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
ステージのあたりをウロウロしている若者がいるので、見慣れないやつだけどバンドのメンバーなのかな、と思ったがサウンド係だった。やはりメンバーの家族や知り合いも来ていてベースのねえちゃんなどは色々と世話を焼いて忙しそう。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
時間になってメンバーがステージに上がってきた。キーボードは爺さんだったが若者に交代している。ドラムスは小僧だったはずだが、とよく見るとだいぶ貫禄が出てきたけど同じ人のようだ。4年も経ってるのだからこのぐらいの変化はあるだろう。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
一曲目はバンドだけでブギっぽい曲を演奏して、その後でシュガー・ブルーが登場。といっても脇のテーブルに座ってたのが立っただけだ。しばらくその位置で吹いてからステージ中央へ。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
シュガー本人は以前とあまり変わらないのだが、帽子をかぶっていないのでやや印象が違う。ちょっと脚を痛めているようだが演奏には支障はない模様。今回は生ハープを使った曲が多く、バカテク以外にも驚異的な表現力が堪能できたのが嬉しい。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
今回見直したのはギターのおっさんで、シュガーの生ハープ同様、あまり歪ませない音での速弾きがすごい。なるほどたいした腕だ。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
ベースの奥さんもいつもながら笑顔で素敵。
Sugar Blue at B.B. King Blues Club & Grill
途中で年寄りの団体が入ってきて奥のテーブルに着いたのだが、あれは田舎から来た団体なのだろうか。NY観光にセットで有名クラブで夕食が付いているということなのだろうが、今生きている中ではベストの部類に入るハーピストが出演しているとは多分知るまい。
「昔ディスコっていうのがあってな」とストーンズのMiss Youをやって終了。え?BluesmanもMessin' With The Kidもまだだけど?と狐につままれているうちにBGMが鳴りだして片付けモードに入る。かなり不満だけど10時開始のセットまで待つ元気はないので外に出る。
外は蒸し暑くて眩しいけど駅はすぐだし乗ったらわりとすぐに帰れるので楽だ。小さい会場でシュガーを観られるのは嬉しいし、$25とビール代だけでこのクオリティなのだから文句は言うまい。欲を言えばシカゴあたりで本当にシュガーが好きな人たちと一緒に観たいかな。