評価：3/5点
The Daily Catchには今回もぜひ行きたいと思っていた。小さな店なので開店とともに入らなければ、と11時20分頃に店に到着。中で作業している婆さんに「開店は12時」と一喝され、そのへんを一周して12時前に戻ると、ちょうど待っていた客が入っていくところだった。
18席しかないうえ、奇数の客が4組いるので16人で満席になった。3人いる一人客が極東系の若者なのは何か理由がありのだろうか。
壁の大きな黒板を眺める。イカスミパスタは当然だが、もう一つは何にしよう、としばし悩んでからハマグリの詰め焼きを選択。ワインはGrilloとGarganega/Chardonnayを一杯ずつ。
Grilloはまあまあだが、Scaia Garganega/Chardonnayはとろりとしていながら嫌味がなくなかなか美味い。Garganegaはベネトあたりで作られていてソアヴェにも使われているらしい。
相変わらず狭い厨房でよくこれだけの料理が作れると感心する。前回は中国人のおっさんだったが今日はイタリア系らしき若者がくるくると働いている。毎日忙しくて嫌になる、と小言を言っていたがわからないでもない。このスピードは消耗しそうだ。
注文を訊かれたのが最後の方だったので遅くなるかと思いきや、意外と早くハマグリが運ばれてきた。殻の中に切ったハマグリ、パン粉とガーリックバターを入れて天火で焼いている。味はほぼ見た目の通りだが、鮮度が良いのかハマグリの味が良い。
続いてイカスミパスタ。確かに美味いのだが、前回の方が良かったぞ、と思ったら今回は水分が多い。イカから出る水分をきっちり飛ばすのがポイントのようだ。
前回の写真と比べると一目瞭然。
イカスミパスタ Black Pasta Aglio Olio (Ground Squid Sauteed)
食べ終わってさっさと店を出たが、この頃には外には長蛇の列が出来ている。次のクールで全員収容できるとは思えない。やっぱりここには開店と同時に来るか、あるいはあと二ヶ所にある店舗を試してみるか。その前に我が家でパスタを再現してみなければ。