Upper West Side: Jin Ramen

評価:2/5点

Beacon Theaterに行くので晩ご飯はどこにしよう、とYelpを見たらすぐにJin Ramenが目に入った。ブックマークしていたのだが忘れていたらしい。

月, 2016-11-07 19:44 - Jin RamenJin Ramen

Times Sq駅で突き落とし事件があった関係で1〜3号線は激混み。遅れそうなので現地集合としたが意外と早く到着できた。この程度のトラブルに対応できてこそ立派なニューヨーカー。

短期間だが一度は住んだエリアなのに街の様子がだいぶ変わっている。まさかこんなところにラーメン屋ができるとは。店に入るとほぼ満席でlulunは入り口で待っていた。人数が揃わないと席に通してくれないのはNYC標準だ。

周りを見ると妙に家族連れが多く、ラーメンが一部のマニアから一般人へ普及したことがうかがえる。ゆっくり酒を飲んだでいる客もちらほらいる。あくまでもラーメンだけ食べてさっさと引き上げるという日本式スタイルはやっぱり流行らないかな。開店したばかりの一蘭は繁盛しているようだが。

メニューから普通のとんこつラーメン、そして分類上変わりラーメンとなっている角煮ラーメンを選択。

月, 2016-11-07 19:21 - Jin RamenTonkotsu Ramen

とんこつはわりと普通なのだがスープがなんだか薄い。それにメンマの汁を切らずに入れているのでメンマの風味が邪魔になる。NYCの水準からしても不満なレベルだ。

月, 2016-11-07 19:21 - Jin RamenKakuni Ramen

角煮のスープは一見とんこつと同じようで実はぜんぜん違う。甘みが強くて気のせいかトマトの味がする。これは一体何なのだろう。角煮がアドボだというので確かに酸味が強く、この汁がスープに影響を与えているということはあるかな。不思議だがこれはこれで悪くない。

正統派を目指して成功している店もあるが、下手に本物にこだわるよりカリフォルニアロールみたいなアメリカらしいクリエイティビティを発揮したほうがいい結果を出しやすいということがここでも明らかになった。ラーメンというよりはラーメンにインスパイアされた別の料理と考えると抵抗が少ないかもしれない。どうせNYCにいるなら外道狙いもありだな、とは思うものの、ラーメン以外に美味いものがありすぎてそれどころではないのが痛し痒しだ。