評価:3/5点
毎年来ているTellurideなのでほぼ毎回同じ店に行っているが、今回は一軒だけ新しい店を開拓してみることにした。それがMountain Villageの外れにあるVillage Table。
ここを選んだのは元La Marmotteのシェフが始めた店だということだから。その店主はジュネーブ出身だというのでさらに気になる。
外から見ると客がぽろぽろ入っている。ドアの前に黒板が立ててあって、そこに主菜二皿で値段は一皿分だと書いてある。確かに魅力的なキャンペーンだが我々のお目当てはタパスなのだ。ちなみにこのキャンペーンは本日限り。
立派なワインリストがあるがグラスワインはメインメニューに出ている。スペイン産のワインが多いという話だったがこちらを見るとそうでもない。赤のサングリアとCara Nord Blancを選択。Cara Nord Blancはカタルーニャ産らしい。フルーティだが酸味がしっかりある。
タパスをひとまず4皿注文することにした。選んだのはアーモンド、チョリソー、エビのアヒージョ、ボケローネス。いかにもlulunとkameが選びそうな顔ぶれだ。
アーモンドはmarconaという種類で普通のアーモンドとは違うものらしい。なるほど丸っこくてやや軽い感じだ。スペインではこれが普通なのだろうか。
チョリソーはメキシコやポルトガルと違って辛いサラミとでも言うべきか。けっこう美味。
イワシの酢漬けのボケローネスは二人とも好物だ。
大ぶりのエビにニンニクとオリーブオイルで軽く火を通したアヒージョはなかなか豪華だ。もっとオイルで煮たようなものを予想していたがこれはこれでいい。
飲み物が足りなくなったので白サングリアを追加。
スペイン風オムレツとコロッケも追加。いずれもアイオリを合わせてあり、きちんと作ってあるのが好印象。特に干しダラ入りのコロッケが美味。
料理はどれもハズレがなく、雰囲気も良いし学生っぽいギター弾きの演奏も悪くない。今回はタパスだけだったが、普通の料理を試してみてもいいかもしれない。