評価:1/5点
グレナダの宿が決まってから周辺にどんな店があるか地図でチェックしていたら、West Indies Beer Co. という文字列が目に留まった。調べてみるとなんとクラフトビアのブルワリーがあるではないか。
Carib以外のビールが飲めるとは思ってもみなかった。買って帰って家で夕日を眺めながら飲むことを夢想しつつ、グラウラーをスーツケースに入れて旅の準備をした。
南の島とビールは気候的にとても相性がいいが、沖縄のオリオンビールと同じで原料を100%輸入に頼らなければならないという問題がある。まあグレナダはほとんどのものが島外からの輸入品なので当たり前といえば当たり前だが。
夕方薄暗くなってからぶらぶら歩いて店に向かった。元々外国人の多いエリアだが店の中はほとんどが近くの大学の学生らしく、アメリカ英語ばかりが耳に入ってくる。ちょっと不思議。
黒板のビールメニューとにらめっこし、まず4種類を試してみることにした。
Dockside: 甘みあって、何だかわからないけど知っているはずの何かの香りがするESB。
Natural Blonde: ハーブ(lulun曰くイソジン)の香りがするおとなしいライトエール
Lazy pelican: オレンジ風味の小麦ビール。何かに似てるなあ、と思って飲んでいて気がついた。Sixpoint Sweet Actionだ。
Island Hog: メープルのような甘みがある
残念ながらこの4種類の中にはグラウラーで買って帰りたいビールはない。今夜はピザナイトだというのでカルツォーネをオーダーしたのだが、厨房が追いつかないのかかなり待たされる。お昼が遅かったからまあいいや、と次のビールを買ってきてさらに待つ。
Rogue pirate: あまり特徴ないけど微妙にルートビアの風味
Hawk tripel: コーラのような香り。アルコール度の高いベルギービールなのだが、kameには気のせいかゲロの風味が感じられる
そうこうしていると隣のテーブルにカルツォーネが出てきた。客がナイフで切ってから皿を持って厨房に持っていく。さてはあれがうちのだな、と見ていると店員がその切れたカルツォーネをそれをそのまま持ってきた。
料理には全く期待していなかったのでまあこんなもんだろう。この緩さが南国的。
今夜はバレンタインなのに周囲には相変わらずアメリカ人の若者が大勢いる。ビールも料理も不味いし何が嬉しいのかわからん。明日はCaribの6本パックを買いに行こう。