評価:4/5点
日没に合わせて宿のおばちゃんご推奨のCoconut Beachへ。日本式に言えば海の家のような浜辺の掘っ立て小屋で、二階部分の鉄筋がむき出しのよくあるタイプの建物だ。
中を素通りして浜辺へ。黄昏時の柔らかい光の中、カクテルを飲む人、浜辺をジョギングする人、犬と遊ぶ人などがゆったりとした時間を過ごしていて好ましい。この時間に食事をしに来たのはlulunとkameぐらい。
ここではランビが食べられる。そこでLambi calypsoと今日の魚はマグロのグリルを注文。グリルに火を入れる時間がいるためかしばらく待たされる。
その間に夕日が沈むのがテーブルから見える。パンを食べながらゆっくり眺めるkameとは対照的にlulunはカメラを持って浜を行ったり来たり。少し雲が出たけど今日の夕日はとてもきれい。もう少しGrand Anse寄りだと太陽が海に沈まないのでロケーション的にもぴったりだ。
だいぶ暗くなったのでテーブルにはLEDランプが運ばれてきた。間もなく料理も。
ランビのcalypsoとはショウガとクリームという不思議な組み合わせのソースだが、これが成功でなかなか美味い。ポテトグラタンの出来もいい。
マグロのグリルのマンゴーチャツネ添え、サツマイモのグラタン
魚は何種類かあるソースから選ぶのだが、ここで選んだマンゴーチャツネもチャツネもショウガが効いてる。悪くないがちょっと甘みが強いか。グレナダではショウガを多用するのだろうか、と思ったけどそういえばスーパー以外で売っているところを見たことがない。
芋のグラタンを二つも食べてしまったのでけっこうお腹いっぱいだが、この店のデザートも気になるではないか。何種類かあったのだがココナツパイを選択。多分タピオカで固めたプリンのようなものでこれもなかなかいける。というかこういうのはkameの好物だ。頼んでよかった。
食べている間、犬が近くに来てじっとこちらを見ている。店の犬なのかもしれないが、数匹いる中でこの子が一番長く近くにいた。おとなしくてかわいい。
夕日がきれいなロケーションなのでとヘタをするとぼったくりになりそうだが、料理は高水準だしカジュアルな雰囲気もとても好ましい。好きなタイプの店だ。宿のおばちゃんによると店主の女性はクレイジーだそうだが、今日はそれらしき人の姿は見えなかった。店主がいる日はどんな感じになるのだろうか。