評価:3/5点
シエスタしている間に雨が上がったので夕方のお散歩出てそのままタコ屋に向かうことにした。そう、ここガリシアではPulpeira(=タコ屋)という単語がある。目指すのはA Pulpeira De Melide。
いいかげんに地図を見て行ったら場所を間違えていて、結局昨日の夕方一休みした公演の前にあったことがわかった。しかしそれらしき店はどう見ても開いていない。その隣を見るとそこも同じ店でこちらは開いている。
店内には客が数組いてみんなタコを食べている。とりあえず入ってすぐのエリアに座ると店員が来て厨房が開くのは20:30でそれまではタコなら出せるという。なるほどそれでみんなタコを食べていたわけか。
すぐそこでタコとジャガイモを茹でているのが見える。うず高く積まれたタコが壮観だ。ここでどんどんタコを切って皿に載せ、オリーブオイルとパプリカをかけて持っていく。
ここもワインとパンが美味。
相変わらずシンプルだが素朴な美味しさがある。見たところタコは普通に茹でているだけだが柔らかさが尋常ではない。謎だ。ジャガイモも特筆すべき味ではないがおいしい。
店内の壁にはタコの絵がずらり。来店した人に描いてもらうのだろうか。
8時半になって壁のスクリーンにメニューが映し出された。ただでさえメニューの読解は大変なのにここは素材が地方の名前なのでさらに苦労する。二人でiPhoneを駆使してなんとか解読。
小さなホタテに緑色のアイオリとハモンを合わせたzamburiñas y iberico。いかにも美味そうだし確かに美味いけど驚きがあるというほどではない。ここはシェフの腕を光らせてほしかった。
Xoubiñasというのはイワシをちょっと小ぶりにした感じの魚らしい。味はほぼイワシそのもの。頭とワタがついたままだなのはいいとして、鱗がいいかげんにしか取ってないのがlulunの不興を買う。でもカラリと揚がってピーマンと苦味のある葉っぱもなかなかいい。
帰る頃には閉まっていた方のエリアにも明かりがついて客が入っていた。こうして見ると徐々に拡張した店のようだし客の入りから推測しても人気店のようだ。タコは美味しいしほかの料理もいいので3点はちょっと辛い気がする。また行って今度はタコをハーフにしてほかの料理を試してやろう。