評価:3/5点
ガリシア名物の食べ物にはエンパナーダがある。一人分の軽食である中南米のエンパナーダとは違ってこちらは大型のパイで、具は干し鱈がオーソドックスだが色々なバリエーションがある。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いて一段落した頃には2時半を回っていたのでお腹が空いてゆっくりお昼を食べている場合ではない。宿の近くにEbanoというパン屋があるらしいので行ってみた。
まあ普通のパン屋だ。手前の方のケースにエンパナーダが何種類か入っているのでおばちゃんに訊いてみる。
クラスト部分が明らかにほかとは違うものがある。これはトウモロコシ粉でできていて、具は何か貝だそうだ。もう一つ違う貝が入っているのがあったのでそれと合わせて買ってみた。貝が二種類もあるなんてさすがガリシア。
食べてみると具の半分ぐらいはタマネギで、これはkameには少々辛い。普通バージョンはトマト味でこれは料理の名前にgallegoとつくやつと同じでは。
トウモロコシ粉版は生地に甘みがあってカリカリしてなかなか美味い。こちらはトマト味ではなく、貝もしっかり入っている。
念願のエンパナーダを食べられたのは良かったが、残念ながらこれはもういいや。店員も親切だしEbanoは店としては良さそうなので機会があったら違うものを買ってみてもいいだろう。