評価:3/5点
ヴィーゴの宿は中世的な旧市街と新しい街(といっても18世紀ぐらい)の境目あたりにある。海沿いに続く新しい街はフランスっぽい小綺麗な雰囲気でいい感じ。地元民に人気のレストランが多いエリアらしい。
その中で目に留まったのがLa Trastienda del Cuatroという店。ちょっと凝った料理と美味しそうな写真が決め手だが、昼から夜までノンストップで営業しているのも見逃せない。
そう思って7時半ぐらいに行ったらキッチンが開くのは8時だという。なーんだ。しばらくそのへんを散歩して8時を待つ。
外の席はちょっと寒そうだし近くにタバコに来られても嫌なので店内のテーブルをゲット。狭いが席の間隔は広めだしなかなか快適。
ワイン(AlbariñoとRibeiro)、サラミのトスタ
悩んだ末にトスタ4種、タコのカルパッチョ、イワシを選択。白のハウスワインはアルバリーニョかリベイロだそうなのでもちろん一杯ずつ。どちらも水準が高いがリベイロに軍配。
付け出しはパンとチョリソー二種類。トスタを注文したのにまたパンが来てしまった。もちろんデフォルトで付属するパンもおいしい。
タコのカルパッチョってどんなものかな、と思っていたら本当に極薄のタコとジャガイモにピメントンを合わせたものだった。狙いはいいけど実装が今ひとつ、特に作り置きなのがちょっといただけない。
イワシはなんと生。鮮度がいいのかとても美味。ブラックオリーブのタプナード、トマト、クリームチーズと合わせている。このイワシは感動だけど料理としてはもっと美味くできそうだ。
トスタ4種類は:
- マグロ、青りんご、ルーコラのワサビ風味
- 茄子、フェタとヨーグルト
- 牛肉の塩漬けレバーのプラム風味
- 干し鱈、エメンタールと焼きピーマン
それなりに捻ってあるのだが味には特に驚きはない。パンをいっぱい食べたのでお腹いっぱい。lulunは締めにコーヒーを一杯。
可能性は感じるのだがセンスが今ひとつなのか、それとも研究が足りないだけか。快適なので頑張って欲しいところだ。次に行く頃にはもっとよくなっているだろうか。