評価:3/5点
せっかくGovernor's Islandに行こうと思った三連休最終日、島に渡るフェリーが満員で乗り切れなかったので急遽チャイナタウンに行き先変更。ぶらぶら歩いて以前から気になっていた蘭州拉麺館にたどり着いた。
蘭州拉麺館(Tasty Hand-Pulled Noodles)
場所はL字に曲がったDoyer Stの入口。かつては暗殺街として知られた通りだが今はツーリストがいっぱい。間口が広いのが実は店内はかなり狭い。地下にもテーブルがあるようだがほぼ常に満員のようだ。そんなに人気があるのだろうか。
この店は麺の太さを色々指定できて、しかもメニューがわかりやすくなっているのがさすがチャイナタウン。フラッシングではこうはいかない。
拉麺とはその名の通り手で伸ばすものだが、ほうとうのような刀削麺もある。汁麺を一つと焼麺を一つ注文することにした。
混んでいるのでしばらく待つ。席からは厨房が見えるが若い男がひたすら麺を伸ばしている。一体一日にどれだけの麺を作るのだろうか。
汁麺は刀削麺にした。麺を伸ばしている男がビニール袋に入った大きな生地の塊を鍋の上で削る。うちの分かな、と思ったが別の客も同じ注文をしていたようだ。生地の塊は拉麺用より固いように見える。確かにあれだけ伸びる麺を刃物で削るのは無理なのでは。
Pork dumpling入りだというのでワンタンを想像していたが入っていたのは餃子そのものなのがおかしい。スープが薄いので相席になった中国人は辛味噌と醤油で自分で味付けしている。そういうものなのかもしれないが味が濃いだけのダシの弱いスープのになる。蘭州がとこなのか知らないが広東みたいにダシにこだわってくれたらいいのに。麺はいいし餃子の美味しさは特筆に値する分スープが残念。
焼麺はこってりした味付けで香ばしく美味しい。鴨を組み合わせたのも正解だった。次回は焼麺と餃子を注文しよう。
思うに韓国、ベトナム、タイ、ミャンマーと中国周辺にはダシにこだわった美味しい汁麺があるのに中国本土は今ひとつぱっとしないのはなぜだろう。広東と四川が特別なのかなあ。なんか日本では蘭州拉麺が話題のようだがよくわからん。
とにかくどんどん客が来るので受付兼レジ兼オーダー聞きのねえちゃんは大忙し。多分ほかの店員は英語ができない。故意かどうかははわからないが過大請求されたので支払いの際は注意が必要だ。