評価:4/5点
自転車でWave Hillまで走ることは多いがランチスポット選びにはいつも困る。ルート上に目ぼしい店が少ないうえにいつお腹が空くか読めないのがその理由だ。
Elsa Restaurant La Reina del Chicharron
今回はInwoodあたりまで行けばトルタぐらい買えるだろうと珍しく何も考えずに出発。そのInwoodを通りかかった時に以前寄ろうと思ってたラティーノの店があったけど移転してたよな、と思い出していたらその移転したはずの店が復活している。そういえば移転じゃなくて改装閉店してて別店舗をご利用ください、という張り紙が出ていたんだっけ。
なんの店だったかも覚えていなかったがチチャロン屋だった。その名もElsa Restaurant La Reina del Chicharron、スローガンはel mejor chicharron del mundoと自信満々だ。カウンターのおばさんが大きな包丁でチチャロンをぶった切っているのが見える。メニューをもらって眺めるとモフォンゴがあるではないか。チチャロン入りのモフォンゴを注文すると10分ほどかかるという。出来立てが食べられるのは嬉しい。
待っていると店内でご飯と豆と合わせて食べている客もいるが、チチャロンだけを買って行っていく客も多い。なるほどチチャロンが売りのようだ。
手渡された包みはずっしり重い。ケースの中にカスタードっぽいものが見えるのでこれはarroz con lecheか?と訊くとそうじゃなくてコーンだという。メニューにmajareteというコーンのデザートが出ていたのでそいつらしい。大中小と3サイズあるので小を一つゲット。
近くの公園でモフォンゴの容器を開けるとすごいニンニクの香り。モフォンゴに茶色い粒々が見えるがひょっとしてこれは揚げニンニクではないか。自慢するだけあってチチャロンは美味しいしモフォンゴのクオリティも高い。いや、このモフォンゴはかなり美味い。
Majareteを一口食べて「これは甘いコーンスープだ」と思ったのだけどまあその通り。多分クリームコーン缶と練乳とシナモンなどのスパイスを混ぜてあるだけ。お菓子にトウモロコシというのは確かベトナムのアイスクリームで初体験したが、慣れると素朴でけっこういい。
世界一のチチャロンと豪語するだけあってさすがに美味い。チチャロンもだがモフォンゴの良さも特筆モノだ。次回はチチャロンをじっくり味わえるように単品で買うとするか。