評価:4/5点
宿から動物園に行く途中になかなか魅力的な路地がある。奥に修道院らしき施設があって学校にいく生徒やシスターの姿が見え、のんびりとした空気が流れている。
この路地の入り口に何やらまぜ麺のようなものを食べさせる屋台がある。第二朝食の時間だったのでおばちゃんに「ひとつちょうだい」と身振りで伝える。屋台にはBanh Uotという文字が見えるのでそれがこの食べ物の名前らしい。
しばらくして運ばれてきたのは幅広の米麺に少量のタレ、それにトッピングたっぷりのまぜ麺だった。ほのかに甘くて辛いタレがベトナムらしい。もっちりした麺も好みだ。そして何よりトッピングのハム類がうまい。一見さつま揚げに見えるのは揚げ餅のようでこれもいい。
こりゃうまいものを発見した。朝で素材の鮮度が良いということもあるかもしれないが、こんなところのこんな屋台でこのレベルなのだからもっとうまいBanh Uotもあるに違いない、と思って画像検索してみると、ううむ、どれもたいして美味しそうに見えない。
ひょっとするとこのおばちゃんが名人なのかもしれない。いや、きっとそうなのだ、と思っておこう。Banh Uotなら修道院の路地入り口で決まりだ。