評価:4/5点
Sunnysideにスンドゥブ屋があることはだいぶ前から察知していたのだが、40th St駅という何もない(いや、バクラバ屋はある)ところなので何かのついでに寄るということもない。寒いうちに一度行こう、とようやく腰を上げたのが3月のとある金曜日。
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
そのブッチャンドンというスンドゥブ屋はNatural Tofu Restaurantという英語名も持っている。確かにブッチャンドンじゃ覚えてもらえないだろうが、だからといって普通名詞を並べただけのネーミングはマイクロソフトみたいだ。
どんだけやる気のない店だ、と思って入ってみたら意外とちゃんとしていて客もけっこう入っている。入り口のすぐ脇に厨房があってラティーノがイカを網で焼いたりしているのが見えてなかなか好ましい。
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
バンチャン
メニューは簡素でスンドゥブとジョン各種にダッカルビ、プルコギ、ビビンパ、チョッパルといったあたり。変に無理をして焼肉に走るのではなく、リーズナブルな普通の食堂メニューにとどめてあるのは好感が持てる。ただしメニューになぜかフォーがあるのはとっても不思議。
選んだのは牛肉入りスンドゥブと石焼ビビンバ。スープの辛さは4段階から選べるがlulunの英断で一番辛いのを指定。バンチャンも品数的にはやや簡素だが、ちゃんと白菜キムチもあるしどれも味はまともだ。
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
牛肉入りスンドゥブ
グラグラに煮立ったスンドゥブは熱くてさすがのkameも苦戦。滑らかな豆腐の味はスープであまりわからないが、スープの味はなかなか良いし変な雑味がないのもよろしい。具がたっぷり入っているので酒の肴にも良さそうだ。一番辛いはずだがlulunとkameには普通程度。
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
石焼ビビンバ
石焼ビビンバもまともで、これも熱々なのでかき混ぜた後にさらにおこげができる。コチュジャンを投入して辛くするのが吉だ。釜に入ったスンニョが出てきたのでこいつはビビンパの副産物なのだろう。こちらも香ばしいおこげが嬉しい。
ブッチャンドン Natural Tofu Restaurant
スンニョ
全体としては普通の家庭料理なのだが、変に無理をしていないせいか、気取らずきちんとした料理を出しているという印象だ。そこそこ繁盛しているのもわかる気がする。特筆すべき点はないのだが、味はしっかりしているし堅実でkame好みの店だ。