Sunnyside: Sik Gaek(食客)2014-03

評価:4/5点

Sik Gaek(食客)はこれまで二度訪れていたが、お目当てのナクチ鍋は少人数では注文できないので断念していた。今度はシーフード大好きの若者の胃袋という力強い味方がいる。チャレンジするなら今しかない。

水, 2014-03-26 19:07 - トッポギ食客 Sik Gaek Woodside

風が冷たくて鍋物にはぴったりの晩、3人で食客に乗り込んだ。わりと空いているのは週の半ばだからだろうか。コリアンではない客も来ているのが珍しい。それでも甥はまるで韓国にいるみたい、とNYの奥深さを思い知ったようだ。

水, 2014-03-26 19:07 - 目玉焼き食客 Sik Gaek Woodside

席につくとまずコンロで目玉焼き。しばらくして店員がフライパンを壁にコツンと当て、ひょいっと空中にトスして裏返すのだが、今回は壁にガツンと当てたら勢いで卵一つが床まで飛翔。テーブルの3人は爆笑するが店員は仏頂面で厨房に引っ込む。そこで一緒に笑ってくれたら素晴らしいパフォーマンスになったのにな。

迷わず注文したのはナクチ鍋。だが店員は「これは3人には多すぎます」「かまわん」「海鮮鍋はいかがですか?こちらはロブスターも入っており人気です」「ふうん、じゃあそっち」というやりとりの後、テーブルに運ばれてきたトッポギと玉子豆腐をつつきつつチャミスルをちびちび。隣のテーブルは若い女性の二人連れで、大量のシーフードを網で焼いて食べている。けっこう長い間待った後、鍋が運ばれてきた。

水, 2014-03-26 19:27 - 海鮮鍋食客 Sik Gaek Woodside

「うをー」と歓声が上がる。まだ動いているロブスターが目を引くが、周辺にぐるりとハマグリ、そしてナクチ、アワビ、イカ、エビ、カニ、ムール貝、エノキ、マッシュルーム、なぜかクレソンが溢れんばかりだ。

写真では見えないが鍋の下の方にはモヤシやうどんも入っている。うどんなんて食ってる場合じゃない、と言いつつ、これがけっこうおいしいのでつい手が出る。煮詰まってくるとうどんの小麦粉が溶け出してとろみがつくのも良い。

水, 2014-03-26 19:27 - 海鮮鍋食客 Sik Gaek Woodside

ロブスターが水没するまで周りを食べて崩す。個人的にはハマグリが大量に入っていて良い出汁が出ているのが嬉しい。ナクチはちょっと少なめだがゴムのように硬くなっているので今ひとつ。

ロブスターとアワビは頃合いを見て店員がさばいてくれるのだが、この時点で既にアワビは自力で処理してあった。さすがにロブスターはハサミがないと無理。

水, 2014-03-26 20:26 - 海鮮鍋「もう食べれない」食客 Sik Gaek Woodside

せっせと食べるが全然減ってる気がしない。もう無理、とギブアップした時の様子は写真の通り。でもロブスターやハマグリはちゃんと完食したぞ。この後にご飯でシクサというのが正しいのだが、そこまで行くにはあと二人分の胃袋が欲しい。

ソウルの民族酒場という雰囲気も良いし、海鮮鍋の豪華さは良心的だ。人数がいればコストもけっこう低い。寒い日に鍋を囲んでわいわいやるというのが正しいな。


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