北海道:6日目

2007年7月5日(木)ニセコ〜倶知安〜ニセコ 走行55キロ

今日は倶知安(くっちゃん)の町に食料を買い出しに行くのだが、途中ストーンサークルと半月湖にも行く。昨夜の事前打ち合わせのときの kame の話によると倶知安へは往復20キロぐらいなので、今日は少し休養できるらしい。その後は、コインランドリーで洗濯しなければ着替えがつきてしまう。

lulun は明るくなると目が覚めてしまうのだが、kame はさすがに昨日疲れたのか6時まで寝て10時間睡眠をとった。朝食をとったり、出かける用意をしているうちにオートキャンパーたちがどんどん消えていき(逃げて行き)、残ったのは我々も含めて2人x2組だけだった。

夏の花夏の花

キャンプ場の近くの水汲み場「ニセコの飲水」のところに咲いていたのだが、名前は分からない。

最初に目指した「曽我北栄環状列石」いわゆるストーンサークルは思いのほか簡単に見つかった。朝早いのにデジカメを持った観光客風のおじさんんが一人いたのも驚きだった。

曽我北栄環状列石曽我北栄環状列石と羊蹄山

曽我北栄環状列石曽我北栄環状列石

このストーンサークルは3000年ほど前の先住民の墓だったのだろうと推測されているらしい。

ジャガイモ畑が多い昨日と似たような景色のところだった。途中「直売所」というのぼりなどを見ると喜んで近づくのだが、販売されているものは花であったり、ジャガイモであったりと期待しているものは現れない。すぐに食べることのできるフルーツ系のものがあったらよかったのだが当てが外れてしまった。

次は半月湖に行くために川を超え、線路を超える。これが思った以上にアップダウンが激しくキツかった。さらに、国道5号を超えると羊蹄山の方にひたすらだらだらとのぼっていかなければ行けない。朝食からだいぶ時間がたって小腹がすいてくるが食べるものもないし、「すぐに倶知安に着くし、途中何か売っているかもしれない」という kame の話を鵜呑みにして、水分を少しだけ持って出発したことを悔やみながら半月湖を目指した lulun であった。

半月湖半月湖

やっとの思い出半月湖の駐車場に到着。とても広いくトイレも完備している駐車場だが車は1台止まっているのみで静かだ。羊蹄山の倶知安コースの出発点にもなっている半月湖は、昔々羊蹄山が活動している時できた火口に水がたまって湖になったそうだ。湖までは駐車場からしばらく歩いていくのだが、途中誰とも会うことなく静かで新鮮な空気を独占。緑に囲まれるのも良いけれど、秋の紅葉の時期に来るときれいだろうな。

そして、なんとか倶知安までたどり着いたが、まだ11時前だったために食事ができそうなところがほとんど開いていない。やっと駅前でよさげな店食工房旬菜を見つけて入ると、予想外においしく幸せ気分。

明日からは山の方へ移動してしまうので、数日分の食料を焼きたてを売っているパン屋が入っているイオン系のスーパーで買い込んでニセコ方面に戻りだす。山の方の道と違って国道5号は楽だったが、途中少しばかり雨が降り出す。雨具を着るほどでなかったのが幸いだった。

再びニセコの道の駅でほうれん草、トマト、パンなどを買い足し、ミルク工房のミルクプリンで一休憩してキャンプ場に戻る。

次は今日のノルマ、洗濯だ。昆布温泉近くまで行ってから、さらに山の方にのぼっていったところにあるいこいの村のコインランドリーは宿泊客でなくても利用できると観光案内所で教わったので遠征だ。町中にコインランドリーが1つくらいあってくれると助かるのにな。いこいの村はひたすら上り坂をあがりリフト乗り場を通り過ぎたところにあった。とりあえず、洗濯物を放り込んで、いこいの村の700円のお風呂に入る。昨日と違って時間があるのでのんびりくつろぐ。露天風呂もあるが木に囲まれて眺めはなし。お風呂から出て、洗濯物を乾燥機に移し、ビールを飲んだりしながら待つ。ロビーに光ファイバーに繋がったパソコンがあり無料で利用できるので久々に天気をはじめとした情報収集などもする。しかし、乾燥機が2台あったのに1台しか使わなかったのが大失敗。30分経っても全然乾かない。結局もう一度2台に分けて乾燥させることに。

時間がもったいないので、kame は一足先に出て、エフエフのソーセージとニセコチーズ工房のチーズを買って帰り、夕食の準備を始めておくことになった。lulun は洗濯係だ。再度乾燥機にかけたが完全には乾ききらなかった。乾燥機パワーなさ過ぎ。時間もないので諦めて帰途に着くことに。建物の外に出ると、ちょうど雨が降り出したところだった。ほとんど下り坂なのでぶっ飛ばして帰る。キャンプ場に着くと雨がおさまってきたので、屋根のあるところまで移動しなくても食事ができそうなのでホッ。

今夜の夕食は、ふらのワイン、ニセコチーズ工房のカマンベールチーズ、エフエフのビアーブルスト、クレソンとトマトのサラダ、アスパラとズッキーニのソテー、奥土農場のフォッカッチャだ。

キャンプ食 ふらのワインキャンプ食:ふらのワイン

昨日ビールを飲みながらチーズを食べながら、やっぱりワインが欲しいと思ったので買ってきました。北海道産のワイン。ボディーがないところが実に日本の赤ワインだが、香りなどはなかなか良い。我が家のワインがあったらもっとチーズが引き立つのだが、仕方あるまい。全てワインにあう食べ物をそろえて楽しみました。

カマンベールキャンプ食:カマンベール

ビアーブルストキャンプ食:ビアーブルスト

キャンプ食 アスパラとスッキーニのソテーキャンプ食:アスパラとスッキーニのソテー

キャンプ食 フォッカッチャ キャンプ食:フォッカッチャ

食べ物に対する情熱の注ぎ方は並ではない lulun と kame は今日も美味しい幸せで満足。

暑寒メロン暑寒メロン

デザートに買っておいた暑寒メロンは水で冷やしておいた。熟れていて食べごろ。オイシイ。

チョコボール スイートコーンチョコボール スイートコーン

ついでに、味見と称してチョコボールまで手を出す。なかなか気に入ったぞ、スイートコーンのチョコボール。

ところで、キャンプ場は昨日と打って変わって人がいない。天気が今ひとつだからかバーベキューをしにくる人もいない。犬を散歩させる地元民と、20時ぐらいに夜の森を見るナイトツアーが一組来ただけで貸し切り状態でした。今日は少し休養できるという話だったのだが、噂だけに終わって結局疲れて、20時には就寝。