2007年11月3日(土) 神戸〜那覇〜名護
今回の旅行は Kame の体調が不安であった。6日前に2週間のジュネーブ出張から帰ってきて、帰国直後に疲れで胃腸をやられてダウンしていた。そのためか時差ぼけ調節ができず昨夜は一睡もできなかったとか。
朝7時30分神戸空港発の便なので6時ぐらいには家を出なければならない。朝早くて大変。早朝の神戸空港は初めてで、各社の東京行きの便をはじめとして神戸空港としては出発便がたくさんあるので出発客で混んでいる。手荷物検査のところも多くの人が並んでいるし、こんな神戸空港は見たことがない。
定刻より5分早く9時40分に那覇空港に到着。預けた荷物は一番に出てくるし、お金を下ろしたりなど一通りのことも9時55分には終わってしまったので、10時15分の名護行きのバスまで暇になったぐらい。
沖縄は曇りで22度、湿度が高くて少し蒸す。ヤマト運輸がホテルまで荷物を400円で届けてくれるサービスをしている。本島の中ならOKらしいので、これは場合によっては便利かも。新神戸駅では神戸市内のみ500円なのでお得感がある。到着してすぐに首里そばに向かいたいときなど使えそう。
名護へはバスで2時間弱。12時頃に到着する。とりあえず今日の宿、名護キャッスルホテルに行き、荷物を預かってもらう。対応を見るとチェックインは16時以降でないと無理そうである。
身軽になって、まず本日の目的その1である大城そばへ向かい昼食をとる。その後は腹ごなしを兼ねて名護の町を散歩。市場が渋くておもしろい。じゃこの横に帽子が並べてあるのはまだしも、食品のすぐそばに強力そうな殺虫剤が。。。
名護の有名なガジュマルの大木「ヒンプンガジュマル」。前回名護に来たときも見たけど、ホントに立派。樹齢は250年ぐらいになるらしい。多数の支えによって保っているというのはなんだかなーと思ってしまうが。
名前は分からないけど熱帯らしい植物。
街路樹にランが寄生している。
病み上がりの kame の体調を気にしながらも宿にはしばらく入れそうにないので、名護城(なんぐすく)のある名護中央公園の方に行ってみる。
まず一番に気がつくのは海猫の鳴き声に似ているような声。どうやら蝉の声のようだ。多分聞いたことのない者には想像できないような驚きの鳴き声の蝉時雨。後で分かったことだが、沖縄本島北部と奄美大島にだけ生息するオオシマゼミという蝉だとか(ヤンバルにはそのほかにクロイワゼミというのもいるらしい)。オオシマゼミは寒さに強いので一番遅くまで鳴いているそう。蝉も蝉の抜け殻もいっぱいあったよ。
名護城は1月の緋ざくらで有名なところ。早すぎるので期待していなかったけど、わずかに咲いている桜を発見。
公園の下にある小学校が運動会をやっているようで、放送が聞こえてくる。保護者の出るリレーは「○○君のお父さん、、、、」と走者を順番に全員紹介するし、祖父母が参加する玉入れもありで家族総出の運動会。さすが沖縄。
オリオンビール工場を見学してきました。去年名護に来たときは時間がなくて行くことのできなかったのよね。祝日だからか見学の人がいっぱい。一般的にビール工場などのアルコール関係工場の見学は試飲もできるようになっているので人気が高いみたい。世の中に出回っているオリオンビールはすべてこの名護工場で作られたものだそうで驚き!モルツもそうだけど工場で飲むビールはうまい。鮮度の勝利?水は裏の名護岳からひいているそうです。
タコス島唐辛子味、ウコンカレー味などが入っているのが沖縄らしい。
続いてオリオンビールのすぐ近くにある名護博物館へ。アーグ豚の剥製や沖縄の食文化関係の展示には異常な関心を示してしまう kame と lulun。5月ぐらいにクジラとともにイルカも沿岸にやってくるときがあって、とって食べていたとか。イルカを食べるなんて今だったら動物愛護団体が大騒ぎしそうね。
街のアーケドにも時々あったけどブーゲンビリアが茂ってます。
今や超有名豚となった沖縄在来の黒豚、アーグ豚(アグーとも呼ばれる)。背中が湾曲しているのと足が太くて短いのが特徴。那覇をはじめとして至る所で「幻のアグー豚を使った」などという宣伝文句をたくさん見るけど、飼育に時間のかかる絶滅危機にあるアグーがそんなに出回るはずがない。だけど世の中懲りない人ばかりの用でそんなブランド銘柄に踊らされてお金を落としていくんだろうな。黒豚を使っていたらましな方だよね。
一旦ホテルに戻って休憩をして、船便で送っていた自転車の梱包をほどいて乗れる状態に調整する。そして本日のメインイベント、予約しておいた満味へと向かう。ここは我那覇畜産の「やんばる島豚」を食べることのできるお店。ものすごく食べ過ぎてしまった。食べなかったら後悔、食べたら喜び&後悔なんだから仕方ないよね。
明日の天気を気にしながらも、なるようになるさと就寝。