楽園洞:ウゴジタン屋

評価:4/5点4 stars

水原へ向う日の朝は軽めに、ということで楽園洞のウゴジタン(우거지탕)屋へ。乙支路3街からまっすぐ北へてくてく歩き、タプコル公園を過ぎるといつも通り賑わっている店に到着したのは9時を少し回ったところだった。

楽園洞のウゴジタン屋楽園洞のウゴジタン屋

以前来たときは外でスープを注いでもらって自分で持って入ったと思うのだが、今回は配膳をするおじさんがいる。システム変更があったらしい。

lulunの解読によると店の看板は「評判のドジョウ汁の店」(소문난집 추어)となっているそうだ。いつの間にかウゴジタン屋になっても看板はそのままという適当さがすばらしい。一応入口の「メニュー」にはウゴジオルクンタン(우거지얼큰탕)とヘジャンクック(해장국 )とある。出てくるスープは一種類しかないので、どうやらどっちも同じものらしい。

ウゴジタン屋ウゴジタン屋。相変わらずおっさんばかりだ。

店内はおっさんばかり。分厚い木でできたテーブルに着くと、すぐにウゴジタンとご飯、カットゥギが運ばれてくる。

ウゴジタンウゴジタン

唐辛子の粉を器にバサッと入れているので、底の方に辛いのが溜まっている。ウゴジ以外に豆腐も少し入っている。スープがうまい。やはり内臓系なのだが全く臭みがなくて深みがある。化学調味料なんてよけいなものを入れていないのが良い。ちょっと辛くて体が温まる。大根のキムチは干した大根を使っているのか、スカスカしている感じがある。

ちらっと隣を見たら、常連らしきじいさんとアジュンマが喋っている。そのじいさんの丼が白く濁っているので「あれ?」と思うと、アジュンマは中身が少し減ったマッコリのボトルを冷蔵ケースに戻した。ウゴジタンにちょっとマッコリを入れて、酔い覚ましと同時に迎え酒ということか。そんな飲み方はkameには到底無理だが、さらに体が温まってわずかに甘味も加わっていいかもしれない、と少しうらやましかった。

(注)地図はおおよその目安


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