評価：4/5点

Bohemian Hall & Beer Gardenには一度行ったきりだ。その後日曜日の午後にあったブルースバンドの演奏もなくなってしまい、暑すぎたり寒すぎたりして何となく行く機会がなかったのだ。

Bohemian Hall & Beer Garden
中庭

今日はブロンスク植物園で歩いた後、125th Stからアストリアにバスで出るという新ルートを開拓することにした。バスを降りるAstoria Boulevard近くで夕食を、と思ってYelpのブックマークを見たらこのBohemian Hallがすぐ近くにあるではないか。天気もいいしビアガーデンでゆりるとチェコビールを飲むなんていいじゃないか、とあっさり行動計画がまとまった。

店の前まで行くと例によってガードが立っていて、なぜか入っていく客のIDを確認している。そんなもん持ってないぞ、と行ったら「Enjoy」と言ってあっさり入れてくれた。lulunとkameが未成年に見えないのはわかるが、前の客だってどう見ても成人だ。ちょっと釈然としない。

店内のポスターによると、この金土日は聖パトリックのイベントをやっているらしい。聖パトリックの日は土曜日だったのでみんな二日酔いなのかと思ったが、広い中庭には人がいっぱい。緑を身につけた人もちらほらいる。

Bohemian Hall & Beer Garden
Spaten Oktoberfest（左）、Murray's Stout（右）

バーでタップを眺めてSpatenのOktoberfestとMurray'sのスタウトを注文。ほかの客はたいがいピッチャーでピルスナーらしきビールを飲んでいるが、どうやれこの三日間はそいつが安くなっているようだ。

Bohemian Hall & Beer Garden
グリルコーナー

日向の席を確保してlulunが食べ物を注文しに行く。中庭の一角にグリルコーナーができていてそこで焼き物を注文する。スペアリブをハーフとクロバッサ（チェコ風ソーセージ）を頼むが、なかなか忙しそうでけっこう時間がかかる。カウンターで待っているlulunにビールを運びながら待つことしばし。

Bohemian Hall & Beer Garden
クロバッサ、スペアリブ

スペアリブはちょっと甘くてスモーキーなソースで普通だが合格点。クロバッサはつまりポーランドのキエルバサと同じものね、と思っていたが果たしてそのとおりだった。でも直火でグリルしているせいか、ソーセージの質がいいのか、とてもおいしい。よく売れるはずだ。まあチェコ・スロバキア人のための施設で変なソーセージを出すわけにもいかないだろうが。

夕陽を浴びながらゆったりとビールを飲むのはなかなかいいもんだ。周りの席でも友達同士で来てトランプをやったり、思い思いの時を過ごしている。みんなリラックスして機嫌が良くて、でも酔っ払ってうるさいということがない。こういう雰囲気いいなあ。

ここは食べ物は今ひとつだし、ビールも残念ながらBrouCzechのタップがなくなっている。でもこういうビアガーデンは貴重な存在だ。なんならEl Athens Grillも近くにあるわけだから、ここではビールだけ飲んで、ぶらぶらと歩いてタコスを食べに行くというのが正しいのかもしれない。次回はせっかくだからチェコビールか、Blue Pointのスタウトでも飲んでやるか。

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