Les Soeurs Grises
Les Soeurs Grises
モントリオール3回目にして初めてケベックのビールと出会った。ケベックはフランス語圏なので勝手にフランス=ワインの公式をあてはめていたのだ。
Marché du Vieux-Port
酒屋のビールコーナー
今回の旅の最初の宿のあたりにやたらとアイリッシュ系のパブが並んでいるので不思議だなと思っているうちに、ケベックが地ビールの盛んな土地だということを知ることになった。そして、アイルランド系の移民もたくさんいるのでアイリッシュビールも好まれているということも。
地ビール屋 La Barberie
La Barberie
散歩中に偶然前を通ったケベックの旧市街の側にあるビール醸造所 La Barberie。
地ビール屋 La Barberie
La Barberie
今回学んだケベーックのビールの歴史のメモ:
17世紀初頭にフランス人が入植したときにもたらしたのが、ケベーックのビールの始まりだそうだ。当時はホップではなく、スプルース(spruce)というモミの枝葉で作ったそうだ。当時は自家製ビールだけで、壊血病対策用の栄養補給用飲料だった。
その後、Jean Talon 長官が 1671年にケベック初のブラッセリーをオープンさせて、ヨーロッパやカリブ方面に輸出するまでになったが、自家製ビールの方はだんだん廃れていった。
18世紀のイギリス統治時代になって、イギリスとフランス(ベルギー)のタイプを併せ持ったビールが作られるようになった。
たしかに、ベルギービールは基本的に好みではないのだが、ケベックで飲んだビールはベルギーっぽさを感じながらも美味しと思えるものもあった。フルーティーなので特に夏にはぴったり。
ビール配達のトラック
ビール配達のトラック
それにしても、ビール醸造所がありすぎてとても試しきれない。モントリオール方面は好きなエリアなので今後も行く機会があるたびに少しずつ開拓しよう。
とりあえず今回はケベックでは、L'Oncle Antoine で、モントリオールでは Les Soeurs Grises でタップのビールを飲んできた。
ワインも飲んでいたので、瓶のビールは2種類しか試す余裕がなかった。
Abel Turcault
Abel Turcault
Microbrasserie de I'île d'Orléans のAbel Turcault と
La Vache Folle Imperial Milk Stout
La Vache Folle Imperial Milk Stout
Microbrasserie Charlevix の La Vache Folle Imperial Milk Stout。これはわりと好き。狂牛病なんてすごいネーミング。