評価：4/5点

少し前にふとその存在に気がついた秀ちゃんラーメン。あれ？こんなところにラーメン屋が？と思ったらやはり新しい店らしい。涼しくなったのでお昼にちょっと足を伸ばしてみた。

秀ちゃんラーメン
秀ちゃんラーメン

NYで食べるラーメンは寺川らーめん以来まだ二軒目だ。理由は基本的にラーメンにはウルサイということと、妙にラーメンがブームになっていて並ばないと食べられないからだ。そこまでするならほかにうまいものはいくらでもある。

店の前に出ているメニューを一瞥。博多ラーメンのようだ。熊本ほどではないが博多もけっこう好きだし、わりと最近長浜屋や一蘭でも食べてきたので一応博多のラーメンはちょっとわかってきたつもり。

階段を上がるとそこにはわりと普通のラーメン屋があった。店員もほとんど日本人らしい。運悪くちょうど席が埋まったところだったのでレジのところに立って待つ。続いて入ってきた客はなぜか日本人の女の子ばかり。けっこう待たされた。ラーメン屋にしては回転が極めて遅いのはタイミングが悪かったからか、それともラーメンの作法を知らないアメリカ人客が多いからか。

注文したのは一番ベーシックな豚骨ラーメン。もちろんこってりのバリ硬を指定。ほかにも赤いスープや黒いスープのバリエーションもあるようだ。

秀ちゃんラーメン
豚骨ラーメン（こってり、バリ硬）

ラーメンはすぐに運ばれてきた。見た目はけっこうちゃんとしている。印象としては長浜屋にかなり近く、あまり濁っていない。でも甘味がけっこう感じられてそのへんは一蘭に近い感じだ。こってりにするとかなりの量の脂が浮いているが、これがあまり味がなく脂じゃなくて油なんじゃないかと思うほど。麺はもちろん極細で変な臭みもない。チャーシューもとろりとして味が良く、かなりの完成度だ。

全体の印象はとてもいい。寺川らーめんで過度に期待して落胆したのと逆の現象かもしれないが、これは予想以上の出来だ。これは日本にあるそこらの博多ラーメン屋よりもいいぞ。

ここで替え玉を頼んだりしたら通だよな、と思いつつ、とてもそんなには食べられないので食べ終わったらさっさと店を出た。これはなかなかいいぞ。そのうちほかのラーメンも食べに来よう。

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