Elmsford: Captain Lawrence Brewing Company

評価:3/5点

シャガールのステンドグラスを見に行こう、とlulunが言い出したので行き方を確認したらCaptain Lawrence Brewing Companyの近くではないか。自転車でPleasantville駅からUnion Church、帰りにCaptain Lawrenceに寄ってValhalla駅、というルートを計画。

土, 2012-11-24 15:20 - Captain Lawrence Brewing CompanyCaptain Lawrence Brewing Company

冷たい風に吹かれながらNorth County Trailの南端をちょっと走り、殺風景な工業地帯をきょろきょろしながら醸造所らしき建物を探した。このへんにあるはず、という地点に小さな看板を発見。それに従って駐車場に入っていくと、大きな工場のような建物の端がCaptain Lawrenceらしい。場所からいってLancaster Breweryのような風情のある建物は期待していなかったが、このそっけなさは予想外だ。人が動いている気配はあるので一応営業はしているようだ。自転車を停め、建物の先の金網の穴(としか形容できない)を抜けて回り込んだところに殺風景な入り口があった。

土, 2012-11-24 15:21 - Captain Lawrence Brewing CompanyCaptain Lawrence Brewing Company
店内

ドアを開けると別世界が待ち構えていた。人が大勢でがんがんヘビメタが鳴っている。もしや貸し切りパーティー?と思ったが、入り口に係員が座っていて入場料を徴収しているようだ。話を聞くと2ドルでテイスティング用のグラスを買うか、パイントあるいはグラウラーを購入するということらしい。2ドルというのがあまりにも安いので説明を聞いてもシステムがよくわからないまま、「じゃ一つ」とグラスを貰うと手の甲に支払い済みスタンプを押された。これがかわいい。

土, 2012-11-24 15:23 - 支払い済みスタンプCaptain Lawrence Brewing Company
支払い済みスタンプ

カウンターの方に進んでいくと右側はパイントとグラウラーの列、左側がテイスティング用の列になっている。黒板には7〜8種類のビールが書き出してあって、テイスティングはこれを一杯ずつまで飲めるということらしい。が、記録をつけているわけではないので飲み終わったら次を貰いに行けばいい、という緩いシステム。これで2ドルでいいのだろうか、と思ってしまうが、ビールなんて本来水がわりだから原価なんてそんなものなのか。

バーの右手にガラスの壁があり、その向こうは工場だ。混雑しているのでそちらに移動して立つスペースを確保。

土, 2012-11-24 15:27 - 工場内Captain Lawrence Brewing Company
工場内

一杯目はMilk Stout。適度にスモーキーで苦味もあり、甘味はわりと少ない。スタウトにしてはさっぱりしている。

土, 2012-11-24 15:26 - Milk StoutCaptain Lawrence Brewing Company

二杯目には試作品のDr. Brownskiというビール。ブラウンエールだがベルギーのホップを使っていて、柑橘のような薬草のような味がある。とってもベルギー的。でも後味がなんとも良いので不思議な味わいだ。

土, 2012-11-24 15:32 - Dr. BrownskiCaptain Lawrence Brewing Company
Dr. Brownski

次はペールエール。これも柑橘系でフローラルな香りもある。やはり苦味が強くてちょっと苦手。

土, 2012-11-24 15:46 - Pale AleCaptain Lawrence Brewing Company
Pale Ale

締めはケルシュ。これはPeekskill Breweryで飲んで美味しかったという経験がそもそもここに来るきっかけだったのだが、その記憶の通りうまい。ケルシュが飲めるところはそうないのが残念だが、できればBohemian Hallの庭で日向ぼっこしながら飲んでやりたいものだ。

土, 2012-11-24 15:58 - KolschCaptain Lawrence Brewing Company
Kolsch

入り口のところにいたのはTarrytownのグルメホットドッグ屋(そんなものがあるのか)、Village Dogで、週末には出店を出しているようだ。見た目は普通のホットドッグだが、一度食べてみても良かったかも。

近所だったらグラウラーの補給にちょくちょく立ち寄りたいところだが、自転車でガラスのビンを抱えて行くのも非現実的だ。また何かの機会があったら立ち寄ることにしよう。忘れないでグラスを持っていかなきゃ。


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