評価:3/5点
以前夏に来た時、5番リフトPolar Express上に何やら建設中だったのはその後Bon Vivantというフランス風レストランとしてオープンしていた。これは一度行ってみなければならない。
Bon Vivant
Bon Vivant
早めのお昼を、と思って11時に到着したら11時半にならないと開店しない。並べてある椅子でだらりとして開店を待つ。
ちょっと不思議なのは「レストラン」とはいうものの、屋外オンリーで悪天候時には休業となるらしい。さすがに厨房は屋内だが。
フランス風の店にしているので店員もフランスっぽい帽子をかぶっていてちょっとヨーロッパの高級リゾートという雰囲気だ。
一番乗りで入り、見晴らしの良い席に陣取る。店員がまずお飲み物は?と訊いてきたので別にいらない、と言ったらちょっと悲しそうな顔をした。お昼だけの営業(2時半には閉店)だけど基本的にはバーという不思議な店だ。
メニューを見るとクレープかキッシュにフレンチプレスのコーヒーが付属するブランチセットがある。あまり重たいものやワインが飲みたくなるものは午後のスキーに差し障り出るのでこのぐらいで手を打つことにする。
甘くないタイプのクレープは日替わりで一種類しかなく、この日はブルーチーズとリンゴ。kameはブルーチーズを警戒してキッシュを選んだがlulunはクレープを選択。
Bon Vivant
ブルーチーズとリンゴのクレープ
予想はしたが残念ながらクレープは蕎麦粉ではない。最近ケベックで美味しいクレープを食べてきた記憶がまだ新しいので通常以上にがっかり。クレープは薄くてパリっとしてなくちゃ。
Bon Vivant
キッシュ
その分というかキッシュはまとも。ふわふわ過ぎなのは好みではないが味は悪くない。お供のサラダが結構いけるのも嬉しい。料理のレベルは実は高いかもしれない。
Bon Vivant
フレンチプレス
コーヒーはステンレス製の大きなフレンチプレスにたっぷり。薄いけど香りが良いのは挽きが荒いためだろうが、豆の量を増やしてゆっくり抽出したらけっこう美味しいのではないか。コーヒーは朝にドリップで一杯淹れるだけだがちょっとフレンチプレスも試してみたくなった。
食べている間に席は埋まって終わる頃には外で待ってる客もいるのでさっさと席を空けてあげることにした。天気さえ良ければ眺めもいいしとても気持ちがいいので繁盛するのは理解できる。ちょっと気がかりなのは2時半に閉店してまうので、こんな短時間営業で採算が合うのかということ。短時間集中なので人手はけっこうかけているし、標高3,420mの山の上での営業だからコストもかかるだろう。
コストはそこそこかけてその範囲で上質なサービスを、という意味ではTellurideらしさを具現している店だ。一度は食べに行く価値がある。