Pinkuylluna遺跡
Pinkuylluna の遺跡
Pinkuylluna の遺跡は昨日行った Fortaleza の遺跡とはオリャンタの村を挟んだ反対側の丘 Pinkuylluna にある。泊まっている Apu Lodgeのある通り Lares Kíllu (calle) にある遺跡への登山道入口から入る。こちらは入場無料。
Pinkuylluna登山口
登山道入口
入口の看板で kame が iPhone に仕込んできた word lens の実験。西語の看板が iPhone を通すと英語になる。いやはや、すごい時代になったものだ。
Pinkuylluna登山口でWord Lensをテスト
Word lens
ガイドブックの一つに、道がなくなってしまっている部分もあり危険なのでメインの道から外れないようにとの注意書きがあった。しかし、どれが歩くべき道なのか今ひとつ分からない。上の方に見える廃墟とそこから少し離れたところにある建物の両方に行きたいのだがどの道を選択するべきなのか?
Pinkuylluna登山道のサボテン
Pinkuylluna登山道に咲いていた花
とにかく、おぉ、こんな廃墟が、こんな植物がとどんどん上に登っていった。まずは、植物編。
Pinkuylluna登山道に咲いていた花
Pinkuylluna登山道に咲いていた花
サボテンの類だけでなく、花が何種類も咲いている。
最初は、昨日行った遺跡とはこんなに植生が違うのかと驚いていた。どちらも同じように乾燥していて、違うのは斜面の向きぐらい。
しばらくして、Pinkuylluna でも花が特に多いのは人があまり来ないエリアで、観光客がよく通る道のところはやはり少なめだと気がついた。
昨日の遺跡 Fortaleza とは比較にならないほど訪れる人が少ないことを考えると、植生というよりは人間の影響ではないだろうか。
実際、帽子まわりに摘んだ高山植物をずらっと飾っているおじさんを見かけ、悲しいやら腹立たしいやら。
どんどん上の方に登っていくうちに、あまり人の行かない方に行ってしまった。道らしきところに出るには急坂を降りなければならない。
今回の旅は街歩きと、観光地化したマチュピチュ程度だと思い登山靴もストックも持ってきていないのだ。さらに lulun はたすき掛けタイプのカメラバックで山歩きにはまったく適さない。
乾燥している土地で、サボテンや刺のある植物が多いので、そんなものに掴まる訳も行かず、必死の思いで降りる。そうでなくとも苦手な下り坂なのに。
急斜面
降りた急斜面を振り返って
普通の道と合流近くで出会った人に「どこから降りてきているんだ、こいつら」のような視線で見られたような気が。植物を楽しむことができたから、いいか。
砂埃だらけになりながらも何とかまともな道に出て、少し離れたところにある遺跡へと向かう。さらに先の方や上の方にも遺跡が見えるが、やめておこう。
Pinkuylluna登山道に咲いていた花
こんな実をつける
さて、Pinkuylluna の遺跡。ここはインカ時代は村だったとかで、住居、食料庫、水路などの跡が。オリャンタは現在に続いている村だが、こちらは住む人がいなくなってしまった。
Pinkuylluna登山道から見たOllantaytambo
Pinkuyllunaから見たオリャンタとFortaleza
遺跡を見ても、ここでどんな風に暮らしていたのかを思い描くことのできない想像力のない lulun。知っている世界とは空気が違いすぎているような。
Pinkuylluna、気に入ったぞ。オリャンタに宿泊して、こちらの遺跡を訪れる時間的余裕があってよかった。
ところで、Pinkuylluna というのは丘の名前でもあるが、もともとはフルートに似たインカの楽器の名前が由来だそうだ。