2013年10月13日(日)
しっかり寝て睡眠不足が解消できた感のある気持ちのよい朝。宿の下にあるStarbucksで朝食。スタバは日頃は利用しないが、他のめぼしいコーヒー屋は朝が遅いので致し方無い。
9時に宿を出発。今日はモノレールではなくバスで街に向かう。バスの中にも街にもスポーツ観戦らしきユニフォーム姿の人たちがゾロゾロといる。どうやら今日は地元アメフトチーム Seahawks の試合があるらしい。しかし、試合は1時からだぞ。
バスに乗る前に路線app を見ると、バスDに乗り途中でCに乗り換える。ただし、乗り換え時間は 0分となっていたので、大丈夫か?と心配していたのだが、乗ったバスDが途中から Cになった。なるほど。でも、なぜ路線名を変える必要があるのだろうか?
坂の多い街だ。にもかかわらず、結構な数のチャリダーがいる。この坂道の街をみなさん頑張っている。バスに2〜3台分のチャリ載せが付いており、楽したいときはバスを使うという手もあるようだ。
まずは、シアトルの一番古い地区 Pioneer Square のあたりをふらふら。一旦は寂れてしまったものの、再生プロジェクトで生き返りセンスの良い店やアートギャラリーが見受けられる。飲みどころでもあるので住所不定の方たちが多数たむろしている地区でもある。
坂道にある三角スペースを利用した駐車場。だまし絵か何かをみている気分になる線だ。
Occidental Park 前に路面電車の駅が。最初に見た時は昔の路面電車の駅を観光用に復活させたのかなと思った。ところが、街を歩いているうちにところどころで、新たに路面電車の線路の敷設工事をしているのを目撃。
路面電車が、新しい公共交通機関として採用されて少しずつ先が増えていっているのか。すばらしい。
走るのは新型車両で風情はないものの、嬉しい変化であることには変わりない。
旧市街から International District(アジア人街といった感じのエリア)に向かう手前に、駅がいくつか固まってあるところがある。
AMTRAK が乗り入れているKing Street Stationは6月に改修工事を終えたばかりで、できたてホヤホヤの小奇麗さがある。
ニュージャージのホーボーケン駅に雰囲気が似ている。
Union Station は、現在は駅としては使われておらず、残念ながら週末はなかに入ることができない。かつては、Amazon がテナントとして入っていたそうだ。
すぐそばには、空港電車 Link Light Rail の International District/Chinatown Station もある。立体的な街だ。
アメフトの試合前で電車が着くと人が大勢降りてくる。ここは今日アメフトの試合のあるスタジアムだけでなく、マリナーズのホームグランドなどほかの施設などが集まっている。公共交通機関の選択肢が多く大勢の人が押し寄せるのにも対応できるし、すぐ側に食事をするところもたくさんある。すばらしい立地ではないか。
試合前にお昼を食べようという人、食べ物を買って行こうという人がゾロゾロと歩いている。
Daiso Japan がある。ダウンタウンにも一店舗あったが、羨ましい限りだ。なぜ、ニューヨークには進出していないのだろうか。百均ではなく、1.5ドルショップと少々高めだが、巷の99セントショップの品物よりも質がよい。シアトルは日本人の割合が高いということなのだろうか?
昼食をGreen Leafというベトナム飯屋で食べてから、散歩を続ける。
チャリ止がかわいい。ただし、この貧弱さではニューヨークでは一瞬で壊されて持っていかれること確実。治安が良い所なのがよくわかる。
だらだらと続く街だ。店も人もベトナム系が多い。アジアスーパーの中はアジア人しかいないのはなかなかおもしろい。
ベトナムデリの充実ぶりが羨ましい限りで、お腹に余裕があったらちょっと買いたいところを泣く泣く我慢。
中華街とかインターナショナル地区という表現が使われているが、アジア地区という言葉のほうが当てはまると思う。
太平洋戦争までは相当な数の成功した日本人が住んでいた痕跡も少しばかり残されている。
街を歩いていると、まるで飛行機の音か何かのような響きが伝わってくる。なんとスタジアムからの歓声だ。かなり離れているところなのに、空気の振動が伝わってくる。すごい。
Klondike Gold Rush というミュージアムがあるはずだがと探したら、ここは National Historical Park の一部のため、連邦政府のシャット・ダウンで閉鎖中。窓の外から覗いた感じでは、こじんまりしているものの歴史がわかって面白そうだったので少々残念。
Tasting Roomでワインのテイスティングをした後は街の北側にある住宅地 Queen Anne 地区に足を伸ばしてみた。坂はあるものの緑が多く住みやすそうなエリアだ。 Trader Joe's もある。
評判の高いパン屋Le Réveで明日の朝のパンを仕入れるのが目的の一つ。ちょっと高めだなと思いながらも、ここまで来たのだからとクロワッサン、ブリオッシュ、パンオゥショコラを買ってみた。(感想:アメリカ的な大味でがっかり。)
その Queen Anne の丘の上にある Kerry Park という眺めの良い公園がもう一つの目的地。公園のところまで来ると突如大勢の観光客が現れる。ここは有名な観光スポットなのか。シアトルの街とエリオット湾を見渡すことができる。そして澄み渡った日にはタコマ富士も見えるそうだ。
可愛い巣箱を作っていたり、車庫がオシャレだったり。さすが、懐の温かい人達が住んでいるエリアだ。
一旦宿に戻って休憩してから、待望のシーフードの晩餐のために Taylor Sellfish Farms 出かけた。鮮度の良さがうらやましい。