評価:3/5点
Tellurideに行ったら一度は行こうと決めているLa Marmotte。けっこう人気のある店だが今回は二日前にすんなり予約ができた。やっぱり今週は比較的空いている。
以前、確か夏に来た時と同じ窓際の席に案内される。
今までの経験から、ここは前菜に独創性が発揮されていておいしい一方、メインディッシュは無難にまとめてあってちょっとつまらないということがわかっている。今回はプリフィックスではなく前菜4種をアラカルトで注文することにした。
いつもながらここのパンとオリーブオイルはうまい。ワインが出てくるまでの時間が長く感じる。
ワインはSauvignon Blancとガルナッチャを一杯ずつ。白はイタリア、FriuliのBastianich 2010年。フルーティで酸味がありFriuliらしい。けっこううまい。赤はCatalayudのBreaca 2010年、意外とタンニンがしっかりしているがあとはわりと普通。
まずはcharcuterie。パテがちょっとレバー臭いのが難点だが許容範囲。ハムはけっこううまい。
マグロのカルパッチョは柚子とワサビ風味だというので興味を持ったが、なんのことはない、市販のポン酢をだばだばしてある。これはちょっともったいない。
対照的にハマチのカマはうまい。ココナツミルクとレモングラスのソースと合わせてあるのだが、この組み合わせはなかなか使える。カジキのポワレなんかにも良さそうではないか。
牛肉のタルタル。ポテトチップとパルミジャーノとの組み合わせだが肉の存在感が希薄なのが残念。無難だがこれはもう一捻りほしい。
前菜は種類が多いので当たり外れがあるのはやむを得ない。ハマチカマがうまかったのが収穫か。
デザートは前回感動的に良かったので期待していた。メニューを見るとわりと普通になっているのでもしやあのペストリーシェフはもういないか?と思ったけどやっぱりいなくなってる、というのは味でわかった。
パンナコッタはバニラビーンズたっぷり。かなりゼラチンが多くて固めなのは好みではないが味は良い。コニャックか?という甘い香りも効いている。
Chocolate Pudding Kahlua Chantilly
チョコレートプリンはクリームという方が近いぐらいにゆるい。上に載っているカルーア入りクリームとあまり変わらないぐらいだ。これもなかなかうまい。バラみたいにカットしたイチゴがゴージャスな演出。
Chocolate Pudding Kahlua Chantilly
今回の選択はまあまあというところかな。あたりの皿はすごくおいしかったりするのだが、そういう驚きがあるのも楽しみの内だ。でも去年のペストリーシェフがいないのはとても残念。でもまた行く。