評価：4/5点
日本から遊びに来ている甥は魚介類が好きなので一度ギリシャ料理に連れて行こうと思っていた。4日目なら時差ボケが軽くなっているだろうとZenon Tavernaへと向かった。
平日だがそれなりに客は入っているし、二階では団体の会合も入っているようだ。ただし店主のテキパキした娘たちがいないのはちょっと淋しい。
シーフードのグリルとレモンポテトを注文するのは当然として、あとは肉団子、それにせっかくなのでメゼも少し。ベークドポテトが主菜のセットに含まれているので「レモンポテトね」と言ったら「当店のベークドポテトはレモンポテトであります」と言われた。そうだったのか、確かにTaverna Kycladesのレモンポテトとは別物だ。
いつもながらパンのセットに含まれてくるピタが抜群にうまい。バゲットとオリーブパンに手を出すのはもったいないぐらいだ。メゼに選んだタヒーニ、焼きナス、タラモといただくとこれまた良い。ニンニクが苦手な人には無理だな。
レモンポテトも当然うまい。ジャガイモ好きにはたまらないな。どうやって作るのか知りたい。
シーフードの盛り合わせはタコ、イカ、エビ、サーモン、白身魚、マッシュルームのカニ肉詰め。どれも香ばしくてパセリとレモンとよく合う。いつもながらタコの柔らかさと味わいの深さに感銘を受ける。ワインは確かソーヴィニヨン・ブランをグラス5杯分だというカラフで頼んだら8杯分ぐらいあった。ペース配分を誤ったとlulunは悔しがっているが足りなくなるよりは良かろう。
肉団子も安定の美味しさ。わずかに肉の臭みが感じられる個体もあったが、全体的には申し分ない。茶色いご飯はピラフのようだけどさほど特徴的な味がないのが不思議。
食べきれないので焼き物は一部持ち帰って翌日の晩ご飯に。肉団子はそのままだが、シーフードはlulunがカレーリーフとトマト、ココナツで南インド風にしてくれてこれがまたうまい。
やっぱりZenonはレベルが高い。でもまだ開拓していないギリシャ料理屋もあるのだよ。アストリアに引っ越したら消化が進むだろうか。